松山英樹は“ひとりだけ”の方が好成績 久常涼は”松山のみ”回避へ マスターズトーナメント | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

松山英樹は“ひとりだけ”の方が好成績 久常涼は”松山のみ”回避へ マスターズトーナメント

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松山英樹は“ひとりだけ”の方が好成績 久常涼は”松山のみ”回避へ マスターズトーナメント
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10日にオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブでマスターズが開幕する。出場予定の日本選手は現時点で松山英樹のみ。

松山は今季のパッティングのスコア貢献度を示すSG:パッティングが4月3日時点で57位と、これまで課題とされてきたパットが今季好調だ。昨年までよりも自信を持って、オーガスタの”ガラスのグリーン”に対峙できるのではないだろうか。

現時点で出場権を獲得しているのは松山のみだが、昨年大会でマスターズ初出場を果たした久常涼にもチャンスが残っている。

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■松山英樹

松山はマスターズに強い。まず、アマチュアとして出場した2011年大会でローアマを獲得。そして、15年からの10大会で優勝1回を含みトップ20に8回入っている。

最近は好調とは言い難い。開幕戦のザ・セントリーで優勝したものの、その後は目立った成績はなく、第5のメジャー、ザ・プレイヤーズ選手権では予選落ちとなった。

しかし、このザ・プレイヤーズ選手権予選落ちはマスターズに向けてという点で‟吉兆”と見ることができる。なぜなら、マスターズで優勝した21年のザ・プレイヤーズ選手権は予選落ちしていたのだ。

好相性の大会での予選落ちは、その時のゴルフを整理する良いきっかけになるのかもしれない。

3日から開催されるバレロテキサスオープンに出場する。マスターズに向けて調子を上げていってほしい。

■久常涼 2度目の出場なるか

久常はマスターズ出場権獲得のために、バレロテキサスオープンでは優勝を狙う。

今季の久常は、9戦して予選通過が5回と、約半分しか決勝ラウンドに進めていないが、予選を通過さえすれば上位争い、の傾向にある。トップ10が2回あり、3月20日からのバルスパー選手権では、2日目終了時2位タイ、2日目終了時5位タイ、そして4位タイフィニッシュ。米ツアー初優勝が遠くないことを感じさせるプレーを見せた。

要所で力を発揮しステージを駆け上がりながら、現在は米ツアーシード選手となっている久常。ここで大きなミラクルを起こすかもしれない。

ちなみに昨年のマスターズは予選落ち。バーディが計3つと少なかっただけでなく、4番、9番、16番ホールでは2日ともボギー、11番ホールは2日ともダブルボギーとなった。

同じホールで叩いてしまったわけだが、一度経験したことで、次は対応できるのではないだろうか。

■松山と久常のスイング

松山とポスト松山である久常のスイングは対照的だ。松山のスイングは、球をつかまえる要素も逃がす要素も少なく、始動からフィニッシュまでヘッド軌道もフェースの向きも多くの局面でスクエア。

それに対して久常のスイングは、つかまえる要素と逃がす要素が混ざったスイングだ。右手はフック気味のグリップで、右重心キープのダウンスイング。これらはつかまえる要素。インパクトからフォローでは速やかに左サイドを開き、左肘を抜く。これは逃がす要素。

完璧主義者らしく、スイング中の一つ一つの局面を作り上げてきた感があるのが松山のスイングで、ためらいなく強振し続けてきた結果作られた感があるのが久常のスイングだ。

■松山のみ出場の場合

仮に、このまま出場する日本選手が松山のみ、というのは、日本のゴルフファンにとっては寂しい状況だが、松山の過去のマスターズの成績を振り返ると、日本選手が複数人出場している時よりも、松山のみが出場している時の方が成績が良い。

松山のみとなったのは、2014年、15年、16年、21年の4回。14年は予選落ちしたものの、15年は5位、16年は7位タイ。そして21年は優勝。松山のマスターズトップ10入りは、すべて松山のみとなった時なのだ。

久常がマスターズに出場できれば喜ばしいことだし、仮に松山のみとなってもそれはそれで松山への期待が膨らむ。今年のマスターズも日本選手の活躍に注目したい。

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著者プロフィール

野洲明●ゴルフ活動家

各種スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。より深くプロゴルフを楽しむためのデータを活用した記事、多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとにした論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。

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