
ブレーブスのジュリクソン・プロファー外野手が3月31日(日本時間4月1日)、禁止薬物検査で陽性反応を示し、80試合の出場停止処分となった。
ブレーブスは今季1月にプロファーと3年4200万ドル(約63億5000万円)で契約を結んだばかり。チームは薬物検査の結果を受け「驚き、非常に失望している」との声明を発表した。
ブレーブスはパドレスとの開幕4連戦で全敗を喫し、1日から大谷翔平投手らが所属する5連勝中のドジャースとの3連戦に臨む。
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■「私は故意に不正行為をすることは決してない」
32歳のプロファーは今季4試合で15打数3安打1四球、打率.200をマーク。パドレスに在籍していた昨季は打率.280で、キャリア最多の24本塁打、85打点、94得点を記録し、オールスターにも初出場。チームのポストシーズン進出にも貢献した。
薬物検査では、ヒト絨毛性ゴナドトロピンというパフォーマンス向上物質で陽性反応を示したことで、プロファーは6月末までの出場停止が決定。また、薬物規定により、出場停止中の80試合は無給で、プレーオフにも出場することができない。
球団は「ジュリクソン・プロファー選手がMLBの共同予防・治療プログラムに違反し、パフォーマンス向上物質の検査で陽性反応を示したことを知り、驚き、非常に失望しています。私たちはこのプログラムを全面的に支持しており、ジュリクソン選手がこの経験から学ぶことを期待しています」との声明を発表。
プロファーは「今日は私の野球人生で最もつらい日です」とし、「ブレーブス組織全体、チームメート、そしてファンの皆さんに謝罪したい。野球に対する深い愛情と尊敬の念から、私は故意に不正行為をすることは決してない。私はこれまでのキャリアを通じて検査を受けており、昨シーズンだけでも8回検査を受けたが、一度も陽性反応は出ていない。私は決して自ら進んで禁止薬物を摂取するつもりはないが、全責任を負い、MLBの決定を受け入れる」と薬物の摂取は故意ではないとしつつ謝罪。
「今後80試合、チームメイトと一緒にフィールドに立てないことにとてもショックを受けています。復帰したら、今シーズン、最高レベルで再び競い合えることを楽しみにしています」と復帰後の展望についてコメントした。
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