
総合格闘技イベント「RIZIN.50(ライジン50)」は30日、あなぶきアリーナ香川にて開催。
第11試合「鈴木千裕 vs. ダウトベック」は互いに血まみれの激しい打撃戦の末、カルシャガ・ダウトベックが判定3ー0で前王者鈴木千裕を下した。
試合の実況を務めた朝倉未来は「気合と根性が二人から伝わってきて、かつ高いレベルの打撃戦だった」「めちゃめちゃいい試合でした」と両者の戦いぶりを絶賛した。
◆【実際の動画】「鈴木千裕 vs. ダウトベック」、両者“血まみれ”のラスト20秒の死闘で鈴木千裕がバーンアウト……自身のパンチの反動で倒れ込む
■朝倉未来「評価は全然落ちない試合だと思う」
第1ラウンド、両者は開始直後から激しい打撃戦を展開。瞬き厳禁な試合のなか、頭に血が上っている様子の鈴木が大振りの打撃を繰り出すが、徐々に試合はダウトベックのペースとなり、実況席の朝倉は「(鈴木は)力が入りすぎてる。ダウトベックはいつも通り冷静」と分析した。途中、鈴木の左フックがダウトベックの顔面にヒット。残り1分でダウトベックが鈴木からテイクダウンを奪い、第2ラウンドへ。
第2ラウンド、鈴木がカーフを効かせるが、ダウトベックの打撃が鈴木の顔面に2度直撃しロープに倒れ込むなど互いにダメージを感じさせる。両者とも足を真っ赤に腫れさせ、鈴木は鼻血、ダウトベックはカットで互いに血みどろのなか死闘が展開された。
最終ラウンド、打撃を散らすダウトベックに対し前へ前へと前進する鈴木。朝倉も思わず「根性がすごい」とこぼした。試合は判定3ー0でダウトベックが勝利した。
朝倉は「めちゃめちゃいい試合でしたね。気合と根性が二人から伝わってきて、かつ高いレベルの打撃戦だった。すごく刺激を受けましたね」と感嘆。敗れた鈴木に対しては「評価は全然落ちない試合だと思う」と戦いぶりを絶賛した。
その上で、「素晴らしい試合だった。ここまで激闘した選手とは戦えないですね。YA-MANもしかりですけど。あんまり無理をせずに」と5月4日の対戦候補からは外すことを示唆。
「(意中の相手が)本当にいなくなっちゃって、困っている。そもそも誰とも試合が決まってない中でずっと練習を続けてるんですけど、今日またいなくなっちゃってどうなのかな、って俺が早く知りたいです」と対戦相手が未定の復帰戦への不安を口にした。
同大会は「ABEMA PPV」にて全試合生中継されている。
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🚨 LADIES AND GENTLEMAN
FIGHT OF THE YEAR 🚨
🇰🇿 Karshyga Dautbek vs Chihiro Suzuki🇯🇵
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