
卓球の「WTTスターコンテンダーチェンナイ」は30日、女子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同10位の申裕斌(韓国)と対戦。ゲームカウント3ー0のストレートで勝利して決勝進出を決めた。
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■決勝進出をかけて挑んだ大勝負
張本美は今大会木原美悠(木下グループ)とのペアで女子ダブルスを制覇。2冠がかかるなか、韓国のエースである申裕斌と決勝進出をかけて戦った。
第1ゲームは序盤僅差で始まったなか、徐々にラリーで張本美が押し込みポイントを重ねていく。8-4とリードしたなか、申裕斌も連続ポイントで8-8と追いつく。しかし、自身のサービスから2ポイントを奪った張本美が巧みな台上プレーからポイントを奪い、11-8で先取する。
続く第2ゲームは張本美が申裕斌の反撃を許さずにポイントを重ねていく。早々にゲームポイントを奪うと、11-4で取り切り王手をかける。そして迎えた第3ゲーム、申裕斌も意地を見せるなか、一度は逆転を許した張本美が5-6からのラリーをものにし、7-8からの2ポイントを奪うなど要所を抑えて圧力をかける。最後はデュースにもつれ込んだものの、サービスエースでマッチポイントを奪った張本美が最後のラリーも制した。
ストレートで韓国のエースを退けた張本美は決勝進出で2冠に王手。この後準決勝を戦う橋本帆乃香(ミキハウス)と金娜英(韓国)の勝者と対戦する。
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