【レパードS/前走ローテ】“馬券内率19.0%”もレース体系変更で軽視禁物 「東京ダ1600mの成績が直結しない」  | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【レパードS/前走ローテ】“馬券内率19.0%”もレース体系変更で軽視禁物 「東京ダ1600mの成績が直結しない」 

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【レパードS/前走ローテ】“馬券内率19.0%”もレース体系変更で軽視禁物 「東京ダ1600mの成績が直結しない」 
  • 【レパードS/前走ローテ】“馬券内率19.0%”もレース体系変更で軽視禁物 「東京ダ1600mの成績が直結しない」 

8月4日に新潟競馬場で行われる第16回レパードS(GIII、ダ1800m)の過去10年のデータを紹介する。

ユニコーンSで3着だったミッキーファイトや、青竜Sを勝利したソニックスター、前走の2勝クラス戦を含め3連勝中のジーサイクロンに、1勝クラスからもミッキークレストサンライズソレイユらが出走予定。

ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■東京ダート1600mから京都1900mへの変更がポイント

今年から3歳ダート路線のレース体系が大幅に変更され、ユニコーンSは東京1600mから京都1900mに、ジャパンダートダービーはジャパンダートクラシックに名称を変えて開催時期が10月に変更された。レパードSの過去10年を見てみると、前走・ユニコーンS組と前走・ジャパンダートダービー組が合わせて半数以上となる6勝を挙げており、どちらも比較的相性の良いローテとされていたが、レース体系の変更にあたり、このあたりも踏まえてデータを見ていくことが必要になってくる。

ユニコーンS【4.0.0.17】ジャパンダートダービー【2.3.3.11】鷹取特別【1.0.0.2】青竜S【1.0.0.0】マレーシアC【1.0.0.0】いわき特別【1.0.0.1】1勝クラス【0.3.1.22】濃尾特別【0.1.0.4】1勝クラス(牝馬限定)【0.1.0.4】弥富特別【0.1.0.1】白百合S【0.1.0.0】インディアT【0.0.1.6】兵庫チャンピオンS【0.0.1.1】安達太良S【0.0.1.1】スパーキングナイトチャレンジ【0.0.1.0】2勝クラス(牝馬限定)【0.0.1.0】

前走・ユニコーンS組は過去10年で最多となる4勝を挙げており単勝回収値も185と高い。しかし勝利した4頭のユニコーンSでの成績は【0.0.2.2】となっており、新潟1800mと東京1600mで求められる適性の違いからか、今までは成績が必ずしも結果に直結していなかった。

今年からはユニコーンSの舞台が京都1900mに変わり、今までの芝スタートでカーブも緩やかなワンターンの東京1600mより求められる適性が近くなった印象がある。さらに今年のユニコーンSの上位2頭はそのまま東京ダービーでもワンツーフィニッシュだったことからもレースレベルは高かった。となるとそのレースで3着だったミッキーファイトにはある程度高い評価を与えるのが妥当といえるだろう。

前走・1勝クラスからはサンライズソレイユをはじめ、ミッキークレスト、ロジアデレードらが出走を予定している。過去10年で牝馬限定戦や特別競走を含む1勝クラスから参戦した馬は【0.4.1.30】で2着までが精一杯。さらにミッキークレストが勝利した京都1800mの1勝クラスは【0.0.0.3】、サンライズソレイユが勝利した東京2100mは【0.0.0.4】、ロジアデレードが勝利した福島1700mは【0.0.0.6】といずれも複勝率0%。サンライズソレイユはユニコーンSで4着という実績はあるものの、前走・1勝クラス馬はデータ的に信頼しにくい。

■回収値2400の前走・青竜S組は疑問視

前走・2勝クラスからはジーサイクロンが出走予定。特別戦、ハンデ戦を含む2勝クラス全てを含むと【2.2.2.41】で2勝こそ挙げているものの勝率4.3%、連対率8.5%、複勝率12.8%。前走勝利馬に限って見ても【2.1.1.19】と苦戦傾向だ。

この中から3着以内に好走した4頭は全て前走で2着馬から0秒4以上の差をつけて勝利。なかでも勝利した2頭の前走着差に注目すると、2022年のカフジオクタゴンは前走2着馬に0秒5差、21年のメイショウムラクモは前走2着馬に1秒2差という大きな着差をつけていた。

ジーサイクロンは前走で0秒3差をつけ勝利してはいるものの「同クラスを圧倒するようなパフォーマンス」とまではいかない印象。データ面も含めこちらもあまり信頼しにくい一頭だ。

前走・青竜S組は過去10年で1頭しかサンプルがないものの回収値は2400。ただ、これは19年にハヤヤッコが青竜S大敗後にレパードSで人気を落とし勝利したことで跳ね上げた数字。今年はソニックスターがこのローテから参戦するが、青竜Sを勝利したように東京1600mの適性は【2.0.0.1】と高い。去年までのユニコーンS組(東京1600m)の好成績が直結しないという点も踏まえると過剰に評価されるようなら嫌っても良いかもしれない。

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