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ヤンキースは26日(日本時間27日)、敵地でメッツと対戦したが2-12で大敗を喫した。
この試合ではアーロン・ジャッジ外野手が今季30号を放つなど奮闘したが投手陣が崩れ3連敗。ここ10試合では8敗目とチームは苦しんでいる。
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■「逆境は必ずやってくる」
ヤンキースはジャッジがこの試合でも6回の第3打席に左翼スタンドへ112.3マイル(約180.7キロ)の弾丸ライナーを突き刺し、今季のメジャー30号一番乗りを果たした。しかし、そんな主砲の一発もチームの勝利にはつながらなかった。
MLB公式サイトはアーロン・ブーン監督の試合後の談話を紹介。ここ10試合で8敗の状況には「我々にとっては最悪の2週間だ」とコメント。それでも「仕方がないことだ。逆境は必ずやってくるし、我々は少し打撃を受けたんだ」と今の状況を受け入れているとした。
また、記事内では30号を放った主砲に対して、「負傷や不振に悩まされている打線のなかでジャッジは数少ない驚異の一人」と言及。ジャッジが直近の8試合で5本塁打を放ち、55試合で26本塁打を量産していることにも触れている。
なお、ジャッジは2017年、22年に続き3度目となるオールスター前に30号に到達し、これはMLBの歴史では4度達成のマーク・マグワイア氏、3度達成のケン・グリフィーJr.氏に続く成績だという。
ジャッジが2年前のシーズン62本塁打も視界に入る量産態勢のなか、ヤンキースはまさかの大失速。トンネルから抜け出すことはできるのか。
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