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第71回阪神大賞典(GII、芝3000m)の枠順が17日、発表された。
本レース3連覇のかかるディープボンドは8枠13番、昨年の有馬記念2着馬ボルドグフーシュは1枠1番、菊花賞3着のジャスティンパレスは3枠3番、昨年のアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇を飾ったブレークアップは5枠7番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■8枠は人気次第
上位人気が予想されるボルドグフーシュが入った1枠は【1.0.2.7】勝率・連対率10.0%、複勝率30.0%。2019年に10番人気ロードヴァンドールが3着に入ったが、それ以外で馬券に絡んだのは、14年の1番人気ゴールドシップが1着、15年の2番人気ラストインパクトが3着と上位人気だった。
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[阪神大賞典]過去10年の枠順傾向
また、こちらも上位人気予想されるジャスティンパレスが入った3枠は【0.1.2.7】勝率0%と勝てていない。昨年、3番人気シルヴァーソニックは3着、2017年2番人気シュヴァルグランは2着に入ったが、16年の2番人気トーホウジャッカルは7着に沈んでおり信頼は、置きにくい。
最多4勝をしている8枠にディープボンドとアケルナルスターが入った。ただ、同枠で優勝しているのはすべて2番人気以上で【4.0.0.3】勝率57.1%となっている。逆に3番人気以下では【0.1.0.12】と勝てていないだけに、当日の人気次第でディープボンドへの“試練”となりそうだ。
最多となる6頭が馬券に絡んでいる6枠にはゼーゲンとメロディーレーンが入った。昨年、2番人気のマカオンドールは4着、2021年の1番人気アリストテレスは7着と、ここ2年連続して期待を裏切ってしまっているが、20年は4番人気メイショウテンゲンが3着、19年は6番人気カフジプリンスが2着に入るなど伏兵が好走している。
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文●SPREAD編集部