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メジャーリーグは15日(日本時間16日)に投手と捕手のバッテリー組がキャンプインを迎える。14日(同15日)にはロサンゼルス・エンゼルスのフィル・ネビン監督が取材に応じ、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加する大谷翔平の調整について太鼓判を押した。大谷は同日、アリゾナ州テンピの球団施設を訪れ、フィジカルチェックを受けたほか、室内練習場で汗を流した。MLB公式サイトなど米複数メディアが報じている。
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■エンゼルスからは13選手参加
1月からテンピに入り、3月開幕のWBCを見据えて調整を進めている大谷。ブルペンでの投球練習や屋外フリー打撃を行い、例年より早いピッチでメニューをこなしてきた。
キャンプイン前日の14日、ネビン監督がその大谷ついて言及。「彼が行う準備をこれまで心配したことがない。オオタニだけでなく、WBCに参加する選手たちみんなに『楽しんでこい』と声をかけたよ」と笑った。
指揮官も現役時代、米国代表として五輪(1992年バルセロナ大会)でプレーした経験があるだけに、国際試合の意義を熟知。「国を代表して戦ったことは素晴らしい経験だった」と振り返り、WBC参加を迷う選手の背中も押したという。大谷についても起用方法について制限をかけておらず、選手に対して全幅の信頼を置いていることをうかがわせた。
エンゼルスは大谷をはじめ米国代表主将のマイク・トラウトやルイス・レンフィーフォ(ベネズエラ)、デビッド・フレッチャー(イタリア)ら傘下マイナー選手も含めると計13選手がWBCに参加する。
■今季は中5日での登板が中心か
ネビン監督は会見で今季のローテーションについても触れ、基本的に先発は5人(大谷、タイラー・アンダーソン、パトリック・サンドバル、リード・デトマース、ホセ・スアレス)で回す方針を明らかにした。連戦などで彼らが十分な休養が取れない場合、6番手の投手を送り出すイメージを描いているようで、「伝統的な6人制ではないが、オプションとして満足できる」と話した。大谷についても「できる限り中5日」(ネビン監督)を想定。これまでメインだった「中6日」をやめ、今季はより登板試合数を増やすプランを描いている。
地元メディアも春季キャンプの課題の1つとして、先発5人を補完する「6番手の発掘」を挙げており、エンゼルス浮沈のカギを握るローテーションが注目を集めている。
キャンプイン前日となった14日はフィジカルチェックのほか、室内練習を行った。
1月中に同地入りした大谷は、これまでにブルペン投球、屋外でのフリー打撃を行うなど、例年以上に早いペースで順調に調整。この日は屋外での練習は行わず、15日からスタートするバッテリー組のキャンプに備えた。
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文●SPREAD編集部