
13日に行われた対エスパニョール戦で、先発出場したレアル・ソシエダの久保建英は、この日の先制点となるゴールを決め、またソシエダの2点目のゴールもアシストするなど、活躍を見せた。
このためスペインメディアによるこの日の久保の評価は高く、スペインのスポーツ紙『as』も久保の活躍を3つ星と評価している。
■ゲーム終盤の2失点に不満
一方、久保はこの日の試合後のインタビューで「僕はいつでも、もっともっとと思っているから。今日のゲーム全部に満足しているわけじゃないし、簡単なミスでボールを失ったし、最後の数分は疲れてしまったしね。この数試合の失敗は、責められるべきことだと思うよ」と自身について及第点ではないと話した。
また、レアル・ソシエダのイマノル監督も「試合は勝ったが、チームにすごく怒りを感じている。ゲーム終盤での失点は、決してすべきものではなかった。自分たちが勝った試合で、私がこんなに怒ったことはない。チームは最後まで気を緩めるべきではなかった。とても悲しいし、改善していけなくてはならない点だ」と厳しくチームを評価している。
レアル・ソシエダが終始エスパニョールを圧倒する形で進んだ試合だったが、ゲーム終盤の2失点を久保もイマノル監督も非常に重く見ていることがわかる試合後のインタビューとなった。
◆久保建英が光速弾丸ボレーを決め、オウンゴールも誘発 地元メディア「危険な攻撃で主役となった」と賛辞
◆久保建英は「レアル・ソシエダの3本柱」 古巣レアル・マドリード戦で奮闘、スコアレスドローで地元紙評価
◆久保建英がバスクダービーの話題独占 ゴール、MOM、イエロー、「この試合勝てなかったら…」のコメントにも脚光
文●對馬由佳理(スペイン在住)