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福岡ソフトバンク・ホークスから海外フリーエージェント権を得ていた千賀滉大は11日、ニューヨーク・メッツと5年約102億円(7500万ドル)で合意したとMLB公式サイトが報じた。現在、フィジカル・チェックを行なっており、それをまって契約完了となる模様。
契約には、トレード禁止条項が含まれており、2025年シーズン後にはフリーエージェントとなるオプションも含まれているという。
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■ローテーションの3番手として期待
千賀については、獲得した球団にとっても来年のドラフト上位指名権を喪失することもなく、ポスティングフィーを払う必要もなく、何の代償も不要なFA選手であることも市場での人気を高めていた。「ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックスが獲得に参入」との報もあり、伝統的ライバル球団間で競争が激化していた。これまでの報道でもメッツ以外にサンフランシスコ・ジャイアンツ、サンディエゴ・パドレスがコンタクトをとっているとされてきた。
メッツは長年エースとして君臨してきたサイ・ヤング投手ジェイコム・デグロムに去られた後、マックス・シャーザーと契約、さらにヒューストン・アストロズからジャスティン・バーランダーを獲得。ともベテランである点も踏まえ、若い千賀に白羽の矢を立てたかたちだ。ローテーションの3番手としての活躍が期待される。
公式サイトでは、2017年のワールド・ベースボール・クラシックの準決勝で、アメリカ代表戦に先発。リリーフとして2回を投げ5 奪三振を記録した点が印象的だったとしている。
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文●SPREAD編集部