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大谷翔平の所属するロサンゼルス・エンゼルスは22日(日本時間23日)、ミルウォーキー・ブルワーズからハンター・レンフローを交換トレードで獲得した。エンゼルスからはジェーソン・ジャンクとエルビス・ペゲロに加えて、傘下マイナーリーグでプレーするアダム・セミナリスの若手3投手がブルワーズに移籍する。
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■捕殺数が示す強肩も魅力
大谷が望む「勝てるチーム」作りへ向けて、強化が着々と進んでいる。エンゼルスは今オフ、ロサンゼルス・ドジャースからFAとなった左腕タイラー・アンダーソン、ミネソタ・ツインズからユーティリティー内野手のジョバンニ・アーシェラをすでに獲得。そして今回、補強第3弾としてレンフローを招き入れた。
同選手はメジャー7年目となった今季、ブルワーズで打率.255、29本塁打、72打点、OPS.807をマーク。通算でも157本塁打を誇る強打者だ。守備は右翼を中心に左翼、中堅、一塁も守れるなどユーティリティー性が魅力だが、1番の武器はその強肩。2019、21年に外野捕殺数でリーグ1位を記録した経験を持っており、来季のエンゼルス外野陣は中堅マイク・トラウトを軸に左翼にテイラー・ウォード、右翼に新加入のレンフローという並びで固まりそうだ。
■GMはさらなる補強示唆
米地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』によると、ペリー・ミナシアンGMは「ハンターは何年も結果を出してきた生産的なプレイヤー。攻撃面だけでなく、質の高い守備もできる。トータルで非常に良い選手で、我々のチームにフィットすると思う」とトレードに至った理由を明かした。
同GMは今後について「向上を模索し続ける」と話し、さらなる補強に動く可能性を示唆。「選手層は重要だ。1年の間にいろいろなことが起こる。ブルペンかローテーションか、まだ内野を改善できるか、すべてを探っている」とした。
エンゼルスは大谷、トラウトというスター選手を擁しながら勝ち星に恵まれないシーズンを過ごしているが、来季こそは2014年以来のポストシーズン進出へ向けて戦力アップに取り組んでいる。
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文●SPREAD編集部