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海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す千賀滉大(福岡ソフトバンク・ホークス)が、現地でダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)と再会した。ダルビッシュが19日(日本時間20日)、自身のツイッターを更新し、その模様を伝えた。千賀は17日(同18日)にパドレスと交渉を行ったことが伝えられており、その際にダルビッシュと会ったと思われる。
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■メッツに続き2球団目交渉
ダルビッシュは「久しぶりに会えました」と笑顔の絵文字を添えて、千賀との再会を報告。ただ、「でも写真撮るの忘れた」とつづり、ツーショットはお預けとなった。これに対して、千賀は「写真お願いするの忘れてました。。。」(原文まま)と返すと、SNS上では来季の共闘を望むファンの声が多数あがった。
パドレスには親交のあるダルビッシュのほか、ソフトバンクでチームメートだったニコラス・マルチネスとロベルト・スアレスも在籍しており、メジャー初挑戦となる千賀にとってはプレーしやすい環境と見られている。
千賀はすでにニューヨーク・メッツとの交渉も終えており、接触が明らかになったのは、今回のパドレスで2球団目。また、サンフランシスコ・ジャイアンツが、自軍のユニフォームを着用した千賀のユニフォーム姿(合成写真)を作製したことも露見しており、10球団が争奪戦に参加すると指摘される中、噂通りのモテモテぶりとなっている。
順調に交渉を進めている千賀について、米スポーツサイト『Fan Nation』は19日(日本時間20日)、「現在チームに不足しているローテーションに厚みを与えるために、彼の加入は間違いなく有益である」と記し、西海岸の雄ロサンゼルス・ドジャースに獲得を勧めた。
■千賀の希望に合致する球団
同サイトは「ビッグマーケットを持つ強いチームでプレーしたい」という千賀の希望が、ドジャースならば叶うとして、「まだ交渉の余地はある」と指摘。大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)というビッグネームとは比較できないものの、「同じカリフォルニア州で偉大な選手になれる」とし、最後は「ドジャーブルーに染まってくれることを祈るばかりだ」と獲得を切望した。
千賀が来季プレーするチームは大都市圏の名門か、それとも……。決断が注目される。
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文●SPREAD編集部