
MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーが、米テレビ番組に出演し、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平を「卓越した才能の持ち主」と称賛した。また、本塁打記録にも言及し、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が記録した62本という数字の位置付けにも見解を述べた。
◆大谷翔平、米国で繰り返し浮上するカマラニ・ドゥンとの恋仲説とその背景
■大谷は「卓越した才能を持っている」
米『FOXスポーツ』のテレビ番組『THE CARTON SHOW』に出演したマンフレッド・コミッショナーは、二刀流で2季連続驚異的なシーズンを送った大谷について、「彼は卓越した才能を持っている」と絶賛。さらに「我々はこれまで見たことがなかったものを目撃した。我々の生涯の中で彼のような選手は間違いなくいなかった」と話した。
また、大谷がメジャー全体に及ぼす影響についても言及。「我々は野球の国際化に焦点を当てている。そのような状況で、北米出身以外の選手の中に偉大であり、そしておそらくメジャー最高の選手が存在するということは、我々にとって本当に重要なこと」とし、MLBの世界進出においてキーマンになっていると指摘。
最後に「オオタニの存在意義は、いくら強調してもし過ぎることはない」と称えた。
■「起こったことは変えられない」と記録の不変性にも言及
スタジオではジャッジが打ち立てたア・リーグ最多本塁打62本についても議論が沸騰。62本はアメリカン・リーグ新記録となる数字だが、メジャー最多本塁打はバリー・ボンズの73本。しかし、ボンズは筋肉増強剤を使用した上での数字だったため、「この記録はカウントされるべきではない、あるいはそれほどの重みはない」という声も少なくなく、議論となっていた。
この点について同コミッショナーは「起こったことは変えられない。起こったことを元に戻すことはできない。数字に関しては、野球には長い歴史がある。時代によって異なることが起こっている。ボールの種類もマウンドの高さも昔と今では違うし、ファンは自分で判断するものです」と話した。レコードブックに書いてある成績を取り消すことはできず、あくまで最多本塁打は73本というスタンスだった。
◆大谷翔平は奪三振率トップの投手とハーパー+ベッツの打撃力 それでもMVPはジャッジの理由とは…
◆大谷翔平、米国で繰り返し浮上するカマラニ・ドゥンとの恋仲説とその背景
◆大谷翔平、来季「40本塁打40盗塁20勝でも驚かない。可能性は無限大」とエ軍指揮官から絶大な信頼
文●SPREAD編集部