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ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウトは休養日を挟んだ12日(日本時間13日)、敵地で行われたクリーブランド・ガーディアンズ戦に「2番センター」でラインナップに復帰。2点リードを許した5回2死三塁の場面で打席に入ると相手先発コナー・ピルキントンの初球ストレートを捉え、同点2ランを放った。
◆【実際の映像】主砲トラウト、爽快な打撃音で7試合連続本塁打を記録!メジャー記録まで残り「1」
■メジャー記録は8試合連続 3選手が達成
トラウトは休養日をはさみつつ、7試合連続となる35号。打球速度106.7マイル(約172キロ)、飛距離422フィート(約129メートル)という豪快な一発で、自身が10日(同11日)に塗り替えた球団の連続試合本塁打記録を「7」とした。また前日、34号を放ち並んでいた大谷翔平を抜き、アメリカン・リーグ単独2位に浮上した。
MLBにおける連続本塁打記録は8試合連続。これまで1956年のデール・ロング(ピッツバーグ・パイレーツ)、87年のドン・マッティングリー(ニューヨーク・ヤンキース)、93年のケン・グリフィーJr.(シアトル・マリナーズ)の3人が達成している。
3度のMVPに輝き、現役最強打者のひとりとされるトラウトは、今年もオールスターに選出され、打率.270、本塁打24、51打点と「トラウタニ」としてチームを牽引。しかし左胸郭炎症により約1カ月戦線離脱した。だが8月19日に復帰すると、ここまで21試合で打率.317、本塁打11本と本来の姿を取り戻しているだけに、この大記録に並ぶのか、それとも記録更新となるのか、期待は高まるばかりだ。
なお、プロ野球における連続本塁打記録は、王貞治(巨人)が1972年に、ランディ・バース(阪神)が86年に達成した7試合。
◆「大谷翔平以上に価値ある選手はいない」と現地メディアが強調 12勝目翌日に34号弾の活躍で
◆通算22度目のトラウタニ弾、「ホームラン乱発モードだ」と現地記者興奮
文●SPREAD編集部
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— Los Angeles Angels (@Angels) September 12, 2022