【MLB】マイク・トラウトは“肋骨脊柱角の機能障害” エ軍2連勝も大谷翔平、敬遠地獄の始まりか | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】マイク・トラウトは“肋骨脊柱角の機能障害” エ軍2連勝も大谷翔平、敬遠地獄の始まりか

スポーツ 短信
【MLB】マイク・トラウトは“肋骨脊柱角の機能障害” エ軍2連勝も大谷翔平、敬遠地獄の始まりか
  • 【MLB】マイク・トラウトは“肋骨脊柱角の機能障害” エ軍2連勝も大谷翔平、敬遠地獄の始まりか

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は27日(日本時間28日)、敵地でのカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「1番DH」でスタメン出場。大谷は、4回の第2打席にパーフェクト・ピッチングを続けていた相手先発のブラッド・ケラーから四球を選び、チーム初出塁を決めたほか、7回の第4打席にはセンター前へのタイムリーで打点をマークした。

しかし同じ回、3番ルイス・レンヒフォの遊直の際、塁を飛び出していた大谷は一塁に戻ることができず、ダブルプレー。大谷が帰塁に失敗しアウトになるという非常に珍しいプレーも見られた。

試合はエンゼルスが5回に先制すると、7回には相手のエラーと大谷のダメ押しのタイムリーもあり、4-0で勝利。エンゼルスは7月に入って初めて2連勝を挙げ、7月初のカード勝ち越しも決めた。なお、大谷の打撃成績は、3打数1安打2四球1打点だった。

◆【実際の映像】大谷翔平の勝利を手繰り寄せた、地を這う痛烈センター前ダメ押しタイムリー

■トラウトの長期離脱で、パワーヒッター不在に

地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』は試合前、欠場中のマイク・トラウトの状態を報じた。それによると、トラウトは“肋骨脊柱角の機能障害”という非常に珍しい症状を発症していることが判明した。トラウトはコルチゾン注射で状態も良くなっているようだが、同紙は、「その復帰予定は未定のまま。少なくともあと1週間はかかり、その間は野球の練習を一切しない」と伝えた。

※編集部注:肋骨脊柱角は、第12肋骨と腰椎が交差する部分

トラウトの離脱は、大谷の打席に大きな影響を与えそうだ。トラウトと大谷以外にエンゼルス打線にはパワーヒッターが不在。相手チームは昨年同様、大谷との勝負を避けることが想定される。すでに今回のロイヤルズ戦で大谷は、2試合で2度の申告敬遠を受けている。

大谷は明日28日(日本時間29日)に本拠地でのテキサス・レンジャーズ戦で先発登板の予定。ベーブ・ルース以来104年ぶりの「2桁勝利2桁本塁打」の達成に期待がかかるが、再び孤軍奮闘を強いられる可能性もある。ロイヤルズ相手には勝ち越しを決めたものの、多くの不運に見舞われるエンゼルスのチーム状況は、想像以上に深刻かもしれない。

◆オールスター選手の間でMVP論争勃発 大谷翔平かアーロン・ジャッジか 割れる意見

◆国境の北では大谷翔平がアーロン・ジャッジに圧勝 カナダ・メディア・アンケート

◆「肉体的な厳しさに耐えられない」大谷翔平の同僚、ウォルシュが二刀流断念の内幕明かす

文●澤 良憲(Yoshi Sawa)

《SPREAD》
page top