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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は23日(日本時間24日)、敵地トゥルイスト・パークでのアトランタ・ブレーブス戦に「1番DH」で先発出場。5回の第3打席に今季20号ソロを放った。
◆【実際の映像】大谷翔平、シーズン20号到達は“超低空”弾丸ライナー ライトから放った右翼への一発
■日本人2人目となる2年連続20号
前日の登板でベーブ・ルース以来、104年ぶりの「2桁勝利2桁本塁打」を逃した大谷だが、9試合ぶりとなる憂さ晴らしの一発を放った。
5回1死走者なしの場面、大谷は相手先発カイル・ライトが投じた5球目低めのチェンジアップをすくいあげると、打球は一直線で右翼スタンドへ突き刺さった。自身も一塁ベースまで全力疾走した一発は打球角度22度の低空飛行で着弾、打球速度110.2マイル(約177キロ)の弾丸ライナーで、飛距離は361フィート(約110メートル)だった。
シーズン20号到達は2018年、21年に続きメジャー移籍後3度目。日本人選手の2年連続到達は2009年と10年に記録した松井秀喜(当時:ニューヨーク・ヤンキース→エンゼルス)以来となる。「ゴジラ」の異名で親しまれた松井は、2004年、05年も2年連続で20本以上を記録、メジャー通算では20本以上を5度達成している。
大谷は前日に投手として先発し5試合連続の2桁奪三振を記録。「ドクターK」と呼ばれた野茂英雄の記録を更新したが、今度は打者としても松井の記録に並んだ。
なお、大谷は3回の第2打席にも右前安打を放っており、今季24度目となるマルチ安打をマーク。4打数2安打1本塁打1打点で打率は.259。
試合はエンゼルスの先発パトリック・サンドバルが序盤から相手打線に捕まり、2-7でブレーブスに敗れた。大谷の一発は空砲に終わり、チームは後半戦2連敗、オールスター・ブレークを挟んで5連敗となった。
◆【実際の映像】大谷翔平、シーズン20号到達は“超低空”弾丸ライナー ライトから放った右翼への一発
◆大谷翔平、世界一チーム相手に11奪三振SHOTIME 現地記者も「言葉が見つからない」
◆なぜ大谷翔平は「世紀の野球選手」なのか 米メディアが“二刀流経験者”による評価を交えて考察
文●SPREAD編集部
That got out quick!! □ Ohtani hits #20@Angels | #GoHalos pic.twitter.com/MofWSGyyAv
— Bally Sports West (@BallySportWest) July 24, 2022