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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が18日(日本時間19日)、オールスター戦の前日会見に登場。過熱する自身のトレード報道について問われ、「自分でも分からない」と語った。19日(同20日)のオールスター戦は、ア・リーグの「1番・DH」で先発出場し、投手としてマウンドに上がることは回避することも決まった。米複数メディアが会見の様子を伝えている。
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■ミナシアンGMや球団の方針次第
多くのメディアに囲まれ、質問を受けた大谷。飛び交うトレード情報についても口を開き、自身の思いを語った。
「正直なところ、将来的なことに関しては、僕の気持ちというよりペリー・ミナシアンGMや球団がどう考えるか、だと思います。今後のことは正直分からないので、とにかくエンゼルスで自分がいま出来ることをやりたいと思います」と雑音に耳を貸さず、自身の仕事に集中する意向を示した。その上で、「チームはここ数週間調子が悪く、勢いに乗れない。その流れを変えるには、きっかけになる大きなゲームが必要だと思う」と話し、巻き返しに向けての見解を示した。
また、今回登板しない理由について問われると「後半戦1戦目(22日のアトランタ・ブレーブス戦)に投げるので、(球宴で登板してから)中2日だと少し不安がある」とし、公式戦に万全のコンディションで臨むべく、調整を優先することにしたようだ。
■カーショーは「高校時代から見ていた」
そのほか、対戦するナ・リーグの先発クレイトン・カーショー(ロサンゼルス・ドジャース)についても質問が飛び、「彼は高校時代から見てきた選手。一球一球を大切にして、失投をしない。彼の投げる球はどれも本当に質が高い」とコメントした。一方のカーショーは大谷について、「ショウヘイは本当に信じられない選手。投げても打っても活躍できるというのは野球ファンとして見ていて楽しい」と称賛。対戦成績は通算8打数無安打と抑え込んでいるが、「なぜ打ち取れているか分からない。明日も彼をアウトにしようと思うけど、どうなるか」と笑顔を浮かべた。
「昨年はすごく緊張していたけど、今年は楽しめている。ここでプレーできるというだけで幸せ」と、リラックスした表情を見せた大谷。どんな活躍を見せてくれるのか。まずは球宴初安打に期待したい。
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文・SPREAD編集部