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『FOX sports』は12日、「ピッチング・ニンジャが選ぶ先週のもっともえげつないボール5選。ショウヘイ・オオタニがトップ」という見出しで、特集記事として掲載。これは“ピッチング・ニンジャ”の愛称で知られる投球分析家・ロブ・フリードマン氏による恒例の企画で、大谷翔平の投球が1位に選出された。現地時間6日(日本時間7日)のマイアミ・マーリンズ戦の投球動画とともに、同氏がコメントを添えている。
◆【実際の映像】大谷翔平、「えげつない球5選」の1位に選出 ピッチング・ニンジャも絶賛の投球の様子
■「えげつない球5選」の1位に選出
1位に選ばれた大谷のボールは「100マイル(約161キロ)の速球、92マイル(約148キロ)のスプリッター、86マイル(約138キロ)のスライダー」。フリードマン氏はまず「このオーバーレイ(複数の球種を重ね合わせた動画)は、どうしてオオタニが打たれず、なぜア・リーグで最高の投手のひとりなのかを表している」と記した上で、「オオタニの速球は90マイル(約145キロ)後半から100マイル以上出るので、打者はどの球が来るのか、ほんの一瞬で判断しなければならず、その判断にはコンマ1秒もかけられない」と解説。
さらに、変化球にも言及し「打者は様々な方向に様々なスピードで動く球にも対処しなければならない。このオーバーレイのオオタニのスライダーは18インチ(約46センチ)横に滑った。スプリッターは速球のように見えるが、その後、地面に飛び込む(ように鋭く落ちる)」とした。そして、「オオタニが28.2イニングで自責点0の理由が分かるだろう。これぞ魔法だ!」と称賛した。
また大谷の投球を紹介したフリードマン氏のTwitterでは、空振りする打者に対し「幸運を!」というメッセージまで添えられている。
2位にはサンディ・アルカンタラ(マイアミ・マーリンズ)の101マイル(約163キロ)のシンカーが入り、3位はアレックス・マノア(トロント・ブルージェイズ)の95マイル(約153キロ)のツーシーム、4位マイケル・キング(ニューヨーク・ヤンキース)のスライダー、5位ブラスダー・グラテロル(ロサンゼルス・ドジャース)のツーシームと続いた。
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文・SPREAD編集部
Shohei Ohtani, 100mph Fastball, 86mph Slider and 92mph Splitter, Overlay.
Good luck. □ pic.twitter.com/6YdKWSQJzY
— Rob Friedman (@PitchingNinja) July 7, 2022