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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は19日(日本時間20日)、敵地でのシアトル・マリナーズ戦に「3番DH」で先発出場。4打数無安打に終わり、3試合連続無安打となった。打率は.250。チームはマイク・トラウトの21号先制2ランなどで快勝(4-0)。
3連勝で借金を3に減らし、ア・リーグ西地区の2位に浮上した。エンゼルスは現地20日から本拠地で行われるカンザスシティ・ロイヤルズとの3連戦に臨み、大谷は同22日に6勝目をかけて先発登板する予定となっている。
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■「父の日」仕様のスパイク着用
この試合、「父の日」にちなんで水色をあしらったスパイクで臨んだ大谷。今季ここまで7勝と好調のローガン・ギルバートと対戦し、第1打席は初回2死走者なしで中飛に倒れた。トラウトが21号先制2ランを放った直後に迎えた4回の第2打席は中直、6回2死一塁の3打席目は左飛に終わった。第4打席は救援のヌニョスと対戦し、空振り三振。「父の日」仕様のスタイルも実らず、4打数無安打で打率は.250に下がった。
大谷は前日18日(日本時間19日)のダブルヘッダーで、2試合合計9打数無安打。そして、この日も4打数無安打となり、四球による出塁もなく2日間3試合13打席連続凡退となった。
当たりの出ない大谷について、フィル・ネビン監督代行は試合後、米放送局『バリー・スポーツ・ウエスト』などのインタビューに答え、「打球速度やバレル角度で捉えた回数からするといつも通り。スイングに問題ない」と話し、「彼はプロだし、少し休んでまたヒットを打つよ」と心配していない様子だった。
試合は4回に主砲マイク・トラウトの3試合連続となる21号2ランで先制したエンゼルスが、終盤にも加点。守っては6投手の継投で逃げ切り、2試合連続の完封勝ち。3連勝を飾り、地区2位に浮上した。さらに勢いを付けるためには、トラウトと並ぶチームの顔、大谷の打撃上昇が必要なことは言うまでもない。
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文・SPREAD編集部