【プロ野球】「スポーツの未来を共に創ろう」スペシャルマッチ「Rakuten DAY」開催 則本昂大100勝に花 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【プロ野球】「スポーツの未来を共に創ろう」スペシャルマッチ「Rakuten DAY」開催 則本昂大100勝に花

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【プロ野球】「スポーツの未来を共に創ろう」スペシャルマッチ「Rakuten DAY」開催 則本昂大100勝に花
  • 【プロ野球】「スポーツの未来を共に創ろう」スペシャルマッチ「Rakuten DAY」開催 則本昂大100勝に花

東北楽天ゴールデンイーグルスは12日、楽天生命パーク宮城で行われた対読売ジャイアンツの試合において「スポーツの未来を共に創ろう」をテーマにしたスペシャルマッチ「Rakuten DAY」を開催。楽天グループ創業25周年を機に、環境に配慮したグリーンな未来を呼びかけるプロジェクトを始動させた。「日本一のサステナブル・スタジアム」を目指すとともに、野球を通じ、環境・社会・地域の3つのテーマを軸に社会課題解決に取り組む。

スポーツの未来を共に創ろうブース前 撮影:SPREAD編集部

本イベントでは、「GREEN」、「LGBTQ+」、「GENDER」、「PEOPLE WITH DISABLITIES」、「CROSS CULTURE」、「FAMILY」の 6 つのテーマを掲げ「スポーツの未来を共に創ろう」ブースを設置、グリーンを基調にファンイベントを実施。

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■通算100勝達成の則本昂大も社会活動の重要性訴える

この日、楽天イーグルスの選手はグリーンのリストバンドを装着、スタッフも「スポーツの未来を共に創ろう」のメッセージ入りTシャツを着用し、本イベントをサポート。スタジアム周辺ではファン向けにスタンプラリーを実施し、リストバンドをプレゼント、啓蒙に務めた。

楽天グループ25周年を掲げるスタジアム 撮影:SPREAD編集部

オフィシャルショップ側の会場では、「ブラインドサッカー」の体験会を実施。NPO 法人日本ブラインドサッカー協会から山川聖立選手と内田佳選手が来場し、その魅力を伝えた。今後のブラインドサッカーの未来について同協会の宮島大輔さんは「ブラインドサッカーは相手の立場に立って人とコミュニケ―ションを取るなど、日々の生活に生かせるようなところもあると思います。スポーツだけでなく、社会に生かせるような取り組みを行っていきたいと思います」とコメント。宮島さんによると、ブランドサッカーの体験会をスタジアムで行うのは初めての試みで、異種目スポーツのファンにむけての発信になると、啓蒙と普及に期待を寄せた。

この体験会には、楽天イーグルスアカデミーの戸村健次コーチらも参加。ブラインドでのPK初挑戦では、まさに明後日の方向にシュートを放ち「むずい」を連発、その難易度を肌で感じ取ったようだ。

同スタジアムでは今季から再生可能エネルギー由来の電力に切り替え、前年比で90%となるCO2排出削減に成功、スタジアム照明のLED化などで電力省エネ化に取り組んでいる。またスタジアムで使用するビールカップ、ストロー、スプーン、フォークを環境対応素材に切り替え、楽天イーグルス・オリジナル・ウォーターのペットボトルもエコボトルとした。

この日先発し見事、プロ通算100勝を達成した則本昂大は「僕自身は両親の協力もあってやりたいことをやらせてもらえる環境で育ててもらいましたが、やりたくてもやれなかった友達もいて、環境が違えば同じ世界で切磋琢磨できていた思うと寂しさもあります。これからも子供たちが夢や目標を追いかけ、好きなことをやれる環境を作れる立場にありますし応援したいと思います」とコメントを寄せ、社会活動の重要性を唱えた。

100勝達成の則本(背中)とホームラン2発の辰巳 © RakutenEagles

今回の取り組みについて、楽天のスポーツ&エンターテイメントパートナーシップ戦略課長田希望シニアマネージャーは「環境月間、そしてプライド月間でもある 6 月に、楽天グループが関わる様々なスポーツ競技を通じて、『スポーツの未来のためにできること』を考え、発信することを目的としています。本イベントが、ファンの皆さまと共に、より良い未来を創るきっかけになれば幸いです」と宣言。

同様のスペシャルマッチはこの日だけではなく6月26日にノエビアスタジアム神戸で行われるヴィッセル神戸浦和レッズの試合でも開催される。これに大迫勇也は「地球温暖化による気温上昇や災害など人間の行動が起因してスポーツができなくなる要因はたくさんあると思います。しかし、スポーツができる、スポーツを楽しめる未来を作ることができるのも我々人間だと思います。今スポーツができている環境に感謝しつつ、僕も小さなことから何かアクションしていきたいです」と想いを寄せた。

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文・SPREAD編集部

《SPREAD》
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