【MLB】大谷翔平、年間最優秀選手を受賞 ベーブ・ルース超えの“二刀流MVP”に満票選出 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】大谷翔平、年間最優秀選手を受賞 ベーブ・ルース超えの“二刀流MVP”に満票選出

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【MLB】大谷翔平、年間最優秀選手を受賞 ベーブ・ルース超えの“二刀流MVP”に満票選出
  • 【MLB】大谷翔平、年間最優秀選手を受賞 ベーブ・ルース超えの“二刀流MVP”に満票選出

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、今年最も活躍した選手として年間最優秀選手(MVP)を受賞した。日本人選手では2001年のイチロー(当時シアトル・マリナーズ)以来、史上2人目の選出となった。

大谷は今季、打者として46本塁打、100打点、103得点、26盗塁でキャリアハイを達成。投手としても、23試合に先発しチームトップの9勝を挙げ、防御率3.18の成績を残し、オールスター・ゲームにはMLB史上初の投打同時出場を果たすなど、連日の活躍で国内外を賑わせた。

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■ボンズ、トラウト…史上19人目の満票受賞

MVPは全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票によって決定する。大谷はアメリカン・リーグで満票を獲得。2002年のバリー・ボンズ(当時サンフランシスコ・ジャイアンツ)、09年のアルバート・プホルス(当時セントルイス・カージナルス)、14年のマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)らに続く史上19人目となる満票での受賞となった。

最終候補には大谷のほか、大谷と熾烈な本塁打王争いを繰り広げたブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)、リーグ4位の45本塁打を放ったマーカス・セミエン(トロント・ブルージェイズ)が残り、大谷は2位のゲレーロJr.に151ポイント差で選出となった。MVPの合計獲得ポイントは以下のとおり。

▼ア・リーグ上位3選手

順位選手球団獲得Pts1位大谷翔平エンゼルス4202位V.ゲレーロJr.ブルージェイズ2693位M.セミエンブルージェイズ232

▼ナ・リーグ上位3選手

順位選手球団獲得Pts1位B.ハーパーフィリーズ3482位J.ソトナショナルズ2743位F.タティスJr.パドレス244

■ベーブ・ルースもなし得なかった二刀流MVP

「元祖・二刀流」として大谷と比較されるベーブ・ルース(当時ニューヨーク・ヤンキース)は、1923年にMVPを獲得したが、この年は投手としての出場はなし。2桁勝利と2桁本塁打の「二刀流」で活躍した1918年は、スポンサー事情により年間最優秀選手の選出が行われず、ベーブ・ルースは受賞していない。年間を通じて投打同時出場で活躍した選手のMVP受賞は、大谷がMLB史上初となる。

また、大谷は2018年のMLBデビュー年に、打者として104試合に出場し、打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁、投手として10試合に先発し、4勝で防御率3.31の活躍で新人王を獲得。今回のMVP受賞により、2001年にダブル受賞のイチローと同じく、新人王とMVPのタイトルを持つ史上2人目の日本人選手となった。

なお、大谷はシルバー・スラッガー賞やア・リーグ最優秀選手など、今季の獲得したタイトルはこれで9個目。22日(同23日)に発表されるカムバック賞の候補にも挙がっており、どこまで「賞タイム」が続くのか注目が集まる。

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文・SPREAD編集部

《SPREAD》
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