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日本サッカー協会は1日、3日に札幌ドームで開催される予定だった国際親善試合の日本-ジャマイカ戦の中止を発表した。
日本サッカー協会によると、ジャマイカ代表チーム10名の選手が、出発前検査の方法などを理由に、予定の飛行機に搭乗できず、義務付けられた試合3日前となる5月31日に日本に到着することができなかった。
来日予定だった20名の選手のうち、10名とチーム役員は、定められた手続きを経てすでに日本へ入国しているが、選手10名では国際試合を成立させることができないため、主催者として中止を決定したという。
日本サッカー協会は「ファン・サポーターの皆さま、特別協賛をいただいているキリングループ各社、ご支援をいただいているスポンサー各社、試合を中継する予定となっていたTBSをはじめ、関係各所に多大なるご迷惑をおかけすることになりましたことをお詫び申し上げます」とコメントした。
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■フル代表とU-24代表、どちらが強いのか
この中止を受けて、代替試合として、日本代表と東京五輪世代にあたるU-24日本代表の試合を開催することも合わせて発表。試合では投げ銭のウェブサービス「KASSAI」にて募金活動を実施し、集まった募金は医療従事者等の活動に寄付するという。
この決定に、サッカーファンをはじめとしたネットユーザーが反応。さまざまなコメントが寄せられ、『ジャマイカ戦中止』『日本代表 vs U』などがトレンド入りし、ジャマイカ戦が中止になることを残念がる一方、夢の日本代表対決に心を躍らせるファンが続出した。
試合は残念ながら無観客開催となるが、日本サッカー協会の粋な計らいに、「フル代表とU-24代表、どちらが強いのか」という新たな楽しみが増えたことは間違いない。
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文・SPREAD編集部