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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は29日(日本時間30日)、敵地でのオークランド・アスレチックス戦に「2番・DH」で出場。5打数2安打2打点の活躍で、チームの連敗ストップに貢献した。
大谷は前日ナイターで先発登板し、今季最多となる93球を投げ、7回途中3安打3失点と力投したが、打線の援護に恵まれず今季初黒星を喫していた。そのわずか15時間後、今度はデーゲームで「2番・DH」としてスターティングメンバーに名を連ねた。
エンゼルス1点リードで迎えた5回2死二、三塁の場面、アスレチックスの豪腕フランキー・モンタスが内角へ投じた97.1マイル(約156.3キロ)のフォーシームを巧みに捉え、打球はレフト前へ。2点追加のタイムリー安打を放った。
◆【動画】これをレフト前に運ぶのか…MLB公式も称賛した大谷翔平の鮮やかな内角打ち
■彼が『今日の状態はとても良い』と言った
さらに「ショータイム」は続き、タイムリー安打で出塁した大谷は、今季7個目の盗塁となる二塁に成功。3番・レンドンの適時打でホームへ生還と「足」でも魅了した。
大谷は第4打席にも元同僚・ベドロジアンから打球速度110マイル(約177キロ)の強烈なセンター前ヒットを放ち、今季14度目のマルチ安打をマーク。5打数2安打2打点1盗塁とした。
MLB公式サイトは「ハイライトは5回2アウトから2点タイムリーを放ったショウヘイ・オオタニだ。金曜の夜に登板し、デーゲームで指名打者として先発出場した」と称賛。
登板翌日のマルチ安打は5月6日のレイズ戦以来、今季2度目となる。
マドン監督は「いつも驚かせられる。昨日100球近く投げて、彼が『今日の状態はとても良い』と言ったのには驚きだ。そして見てのとおり、バットも良く振れていたし、盗塁もした。彼は他とは違う生き物だ」と、最上級の評価を下した。
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文・SPREAD編集部
■鮮やかな内角打ちで2点タイムリー
【 #エンゼルス 】#大谷翔平 は今日5打数2安打!!第3打席に2点タイムリーを放ち、中盤に貴重な追加点をもたらしています□#日本人選手情報 pic.twitter.com/ezyiZ9YSS1
— MLB Japan (@MLBJapan) May 30, 2021