『ラグビーワールドカップ2019日本大会(W杯)』予選プールA最終節が10月13日に行われた。日本代表はスコットランド代表と対戦し28-21で勝利。
前半25分に逆転トライを決めた稲垣啓太選手は、代表初トライにも笑顔はなく、いつもどおり淡々と答え、笑わない男らしいインタビューを見せた。
What a magnificent performance from @JRFURugby
How could it be any better? With the Titanic soundtrack of course!
SOUND ON
#RWC2019 #JPNvSCO #RWCYokohama pic.twitter.com/JfZ1BZm0AI
— Rugby World Cup (@rugbyworldcup) October 13, 2019
「一番いい舞台で一番いいトライさせてもらった」
インタビューで稲垣選手は「ベスト8を目標にしてやって来て、4年間いろんなものを犠牲にしてきた。ひとつ目標が叶って良かった」と日本代表史上初のベスト8を喜んだ。
代表7年目で初トライを決めた稲垣選手。その瞬間を振り返って「みんなが繋いでくれて、トライってこういう気分なんだな。一番いい舞台で一番いいトライさせてもらいました」と次々にパスが繋がったトライのシーンを振り返る。
このシーンでは、日本の選手がタックルを受けながら投げるオフロードパスでボールを繋ぎ、プレーを止めることなくスコットランドのゴールに迫った。その流れで最後にボールを託されたのが稲垣選手だった。
過去の日本代表では見られなかったような攻撃パターンにファンも興奮の様子だ。
- まるでオールブラックスのようなオフロードパス連発
- 4連続オフロードパスは凄すぎ
- 案の定トライした稲垣が1番無表情なのすき
被災した方にラグビーで元気をと思いプレー
試合前日には観測史上最大級とも言われた台風19号が日本列島を横断。全国に激しい雨を降らせた。稲垣選手は被災した方々への思いもインタビューで口にする。
「台風で被災した方々に、ラグビーで元気を取り戻していただきたい。そういう気持ちで今日は試合に取り組みました」
決勝トーナメントへは「もっと良い景色を見られるように、チーム一丸となって頑張っていきたい」と意気込みを語った。