ケンブリッジ飛鳥が刺激を受ける存在…「負けたくない」のは誰か | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ケンブリッジ飛鳥が刺激を受ける存在…「負けたくない」のは誰か

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ケンブリッジ飛鳥が刺激を受ける存在…「負けたくない」のは誰か
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ナイキジャパンは、「ナイキ エピック リアクト フライニット」の発売記念も兼ね、ランニングと音楽体験を融合させたライブイベント「ナイキ TOKYO GOフェス」を4月21日と22日の2日間、六本木で開催した。

21日には「ナイキ エピック リアクト フライニット」を愛用するゲストとして、2016年リオ五輪4×100mリレー銀メダリスト、ケンブリッジ飛鳥選手が登場。

同日、編集部はケンブリッジ選手にインタビューを行い、「刺激を受けていること」について聞いた。

(聞き手・撮影は編集部、大日方航)

山縣亮太、桐生祥秀の存在


最近は大リーグ・エンゼルスの「大谷翔平」に「自分も頑張らなければ」と刺激を受けているというケンブリッジ選手。

他競技だけではなく、陸上短距離の山縣亮太選手(セイコーホールディングス)と桐生祥秀選手(日本生命)の存在も、ライバルであり、仲間だ。

「やはり、負けたくないな」

2人についてコメントを求めると、まず口にしたのはライバル心だった。

「桐生君は、波に乗っている時の走りがすごい。速いと思います。9秒台(日本人初の9秒台となる9秒98の日本記録を樹立した)も流石。出た時は『出たか」という感じで、悔しかった、というよりは自分もこれに続かなきゃいけないな。負けていられないという思いの方が強かったです

(c) Getty Images


「山縣さんは、この前のオリンピックを見ていても分かるように、ほとんどベストで走り続けていた。いつ、どこで走っても自分のベストに近い走りができる。自分の力をしっかり出してくるところは本当にすごいと思います。『自分は緊張するタイプだ』とよく話していますし、実際に緊張していると思うのですが、それでも自分のパフォーマンスを出せるのはすごい」

(c) Getty Images


「走るのが楽しみでしょうがない」


山縣選手は緊張するタイプ。一方、ケンブリッジ選手は緊張しないタイプとしても知られている。

「(レースで走るときは)そんなに緊張しないですね。もちろんゼロではないですが、緊張してネガティブになって『大丈夫かな…』といった状態になることはないです。それよりは、走るのが楽しみでしょうがないという感じです。自然と気持ちが高まってきます」

レース前に緊張せず、むしろ早く走りたくてしょうがないという気持ちになる性格は、陸上をはじめた頃からずっと変わらない。

ところが、「陸上以外でもあんまり緊張しないんですか」という質問には、間髪いれずに「いや、全然そんなことないですよ(笑)。僕、人前で話したりするのは緊張しますし、得意じゃない。なんでですかね、人前で走るのは好きなんですけど。逆じゃなくて残念です(笑)」と否定した。



「緊張しない」という性格にも繋がるが、性格面で自身の好きなところは、「基本的にポジティブ」なところで、ネガティブに考えてしまうことはほとんどないという。

これは生まれつきのもので、「昔からまぁなんとかなるだろうな」と思うことが多いとのこと。

ちなみに、改善したいところは「人見知り」だという。

ケンブリッジ飛鳥(ケンブリッジあすか)




●1993年5月31日、ジャマイカ出身。ジャマイカ人の父と日本人の母のもとに生まれる。
●中学1年で陸上を始める。
●2011年、高校3年で日本ジュニア選手権200mを制す。
●日本大学に進学し、2012年の世界ジュニア選手権4×100mリレーで銅メダルを獲得。
●2015年織田記念100mで優勝。
●2016年は5月の東日本実業団対抗100m予選で10秒10を記録して、リオデジャネイロ五輪参加標準記録(10秒16)を突破。6月の日本選手権で優勝を果たす。
●リオデジャネイロ五輪では100mと4×100mリレーに出場。100mの決勝進出は果たせなかったが、4×100mリレー日本代表(山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥)でアンカーを務め、アジア記録の更新と銀メダル獲得に貢献した。
●2016年12月14日にプロ宣言、昨年11月からはリオ五輪男子100メートルで銅メダルを獲得したデグラッセ選手(カナダ)など、有力な選手が集うチーム「ALTIS」の練習に参加した。今年4月に帰国。
《大日方航》
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