日本を6大会連続のワールドカップ(W杯)に導いたのは若手の一撃だった。8月31日に行われたW杯アジア最終予選、日本はオーストラリアに2-0で勝利した。前半41分に浅野拓磨が挙げたゴールが決勝点になっている。
先発出場した浅野は前半41分、長友佑都のクロスにフリーで抜け出しゴールネットを揺らした。自分の特徴が生きた得点シーンと振り返り、「裏への抜け出しは常に狙っていた」と浅野は語る。
「いい形で抜け出せたかなとは思います。何よりもいいボールが来て、大迫さんが前で潰れてくれたので、みんなが絡んだゴールだった。あとは落ち着いて枠に入れることを意識した。ゴールにつながって良かったです」
最終予選初戦のUAE戦では決定機を外した浅野。あの試合のことは「いまでも思い出す」と言う。
「自分の技術のなさやメンタルの弱さが悔しくて思い出すときもあるが、あのプレーもすべて今日につながっていると思う。いろいろなミスが今日の成功につながっていると思うので、いろいろなミスをしてきて良かった」
《岩藤健》
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