ドイツ・スーパーカップでボルシア・ドルトムントを破り、バイエルン・ミュンヘンが連覇を果たした。試合後にカルロ・アンチェロッティ監督は、この勝利が新シーズンへの後押しになると話した。
立ち上がりはドルトムントのハイプレスに苦しめられた。その後は対応して試合の主導権を握り返したが、1-1で迎えた後半は再びドルトムントに先手を奪われる。それでも試合終了間際に追いつき最後はPK戦の末にライバルを下した。
「クラブは満足しているし、選手たちも満足して全員がハッピーだ。勝ったときにはそれが当然のことだ。この結果は良い準備を進める後押しになると思う」
バイエルンはプレシーズンで苦戦。なかなか結果を出せず開幕に不安の声があった。しかし、スーパーカップを終えたアンチェロッティ監督は「たくさんの批判を耳にしたし、たくさんの問題があると言われていたが心配はなかった」とコメントしている。
現代のビッグクラブはプレシーズン中にも世界を転戦し、慌ただしい日程を過ごす。20年前のような準備期間がたっぷりあったころとは違うとアンチェロッティ監督。
「現在では最初からたくさんの時間があるわけではないんだ。少し我慢が必要だ。シーズンが始まれば通常、バイエルンは準備が整うものだからね」
《岩藤健》
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