ユベントスに1年間の期限付き移籍で加入したドウグラス・コスタ。会見で「出場機会を得るために決断した」と移籍理由を語った。
ブラジル代表としてもプレーするコスタは2015年7月にバイエルン・ミュンヘンに加入。移籍初年度からウインガーとしてチームのドイツ・ブンデスリーガ制覇に貢献した。だがカルロ・アンチェロッティ体制に変わった昨シーズンは出場機会を減らし、リーグ戦での先発出場は14試合だった。
現在26歳のコスタは、より高いレベルのプレーヤーに成長するため、安定した出場機会が必要だと考えている。
「アンチェロッティはナイスガイだ。全員のことを平等に扱う。でも、僕に必要なのは試合に出て成長することなんだ。僕は成長したいんだよ。到達可能な最高点までまだ成長できていないかもしれない」
コスタに移籍を決断させた理由のひとつに、来年のFIFAワールドカップ(W杯)がある。
「W杯まであと1年ある。僕に必要なのはピッチに立ってチームを助けることだ。ピッチに立てればそうできる」
バイエルンでの扱いに不満や恨み言は漏らさなかったコスタ。アンチェロッティ監督にもクラブにも、とても感謝していると語った。
《岩藤健》
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