史上最多10度目の全仏制覇に向け1セットも落とさず勝ち上がってきたナダル。この試合でも序盤から主導権を握って圧倒する。第8ゲームでカレノブスタが脇腹を痛めるアクシデントもあり、試合は一方的な展開となった。
カレノブスタは第1セット終了後に治療のためタイムアウトを要求。処置を施して試合を続けたが、ゲームカウント0-2となったところで棄権を選択した。
「良いプレーができている」と自信を見せるナダル。準決勝ではノバク・ジョコビッチを破り勝ち上がってきた、第6シードのドミニク・ティエムと対戦する。「ティエムはタフな選手だ。負けたくないね」と警戒しながら、「バルセロナとマドリードでは僕が勝った。だがローマでは彼に負けた」と直近の対戦を振り返った。
.@RafaelNadal advances to his 25th Major semifinal, 10th at #RolandGarros.
— Roland-Garros (@rolandgarros) 2017年6月7日
He awaits the winner of Djokovic-Thiem. #RG17 pic.twitter.com/ZsJbJwqPpB
2014年以来の優勝まであと2勝のナダルにファンからは、「ここまでストレート勝ちで準々決勝は相手の棄権。風がナダルに吹いている」「体力の温存が図れたのは良いこと」「ナダルVSティエムが事実上の決勝戦」「今大会はナダルとティエムの調子の良さが群を抜いている」「今回はナダルが優勝する気しかしない」などの声が寄せられている。