ドイツ・ブンデスリーガ最終節が5月20日に行われた。酒井高徳の所属するハンブルガーSVはホームでヴォルフスブルクと対戦。終了間際のゴールで2-1の勝利を収め1部残留を決めている。
16位のハンブルクと15位のヴォルフスブルクによる、残留を懸けた直接対決になった最終節。序盤からヴォルフスブルクがゴールに迫るも、ハンブルクはGKクリスティアン・マセニアが好セーブを見せる。それでもヴォルフスブルクは前半23分、ロビン・クノシェのヘッドで先制点を奪った。
ホームで先行を許したハンブルクだが自力残留のために負けられない。同32分にはボール奪取からショートカウンター。素早くエリア内に侵入してフィリップ・コスティッチが同点ゴールを決めた。
同点で迎えた後半も一進一退の攻防が続く。しかし、どちらも決め手を欠いたまま時間が進み、スコアが動かないまま40分を過ぎた。このまま引き分けでヴォルフスブルクが逃げ切るかと思われた同43分、酒井のロングボールでハンブルクはコスティッチが左サイド深くまで攻め入る。
ゴール前に上がったクロスをルカ・ヴァルトシュミットが頭で決め、ハンブルクが劇的な勝利で14位に浮上。敗れたヴォルフスブルクは16位で2部3位クラブとのプレーオフに回ることとなった。
《岩藤健》
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