浅田真央「伊藤みどりさんのようなトリプルアクセルを飛ぶ夢を追ってきた」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

浅田真央「伊藤みどりさんのようなトリプルアクセルを飛ぶ夢を追ってきた」

スポーツ 選手
浅田真央 参考画像(2014年3月27日)
  • 浅田真央 参考画像(2014年3月27日)
  • 現役最後の大会となった全日本選手権の浅田真央(2016年12月25日)
  • 浅田真央(c)Getty Images
  • 浅田真央 参考画像(2014年3月29日)
  • 浅田真央 参考画像(2015年10月3日)
  • 浅田真央 参考画像(2014年2月20日)
  • 浅田真央 参考画像(2014年3月27日)
4月10日にブログで引退表明をしたフィギュアスケートの浅田真央選手が都内で会見を行った。

会見のやりとりは以下。

Q:アスリートであれば誰でも迎える引退ですが。

A:イメージした形でこの日を迎えました。発表するまで自分の中で実感がありませんでしたが、ここに座って、今までのことを振り返りながら話していると、少しずつ、あぁ、引退するんだな、という気持ちが湧いてきます。

Q:どんな気持ちですか。

A:すごく晴れやかな気持ちです。

Q:何か悔やむことはありますか。

A:本当に決断をするにあたってたくさん悩みました。やり残した事はなんだろうと思とそういうことはなかったので、自分はそれだけやり尽くしたのではないかと思っています。

Q:何度も出てきた「ノーミス」というワードが印象的です。

A:完璧にこだわり続けていました。失敗はしたくない、これだけ試合に向けて練習してるからこそ、誰もがミスしたくないという思いのはずです。試合に強いタイプではなかったので、あえて自分に言っていたところもあります。

Q:トリプルアクセルについては。

A:伊藤みどりさんのようなトリプルアクセルを飛びたいと思って、その夢を追ってやってきました。飛べた時は嬉しかったです。反面、悩まされることも多かったですね。

Q:タイムスリップできたら、自身のどのような言葉をかけますか。

A:5歳の自分には、頑張ってと声をかけたいです。私はこれだけフィギュアをやって、たくさんの方に応援されて、幸せだと思いました。大変なこともありましたが、エールを送ると思います。

Q:いまの子供たちにはどんな言葉をかけたいですが。

A:声をかけるとしたら、小さい頃からスケートが大好きでやってきたので、今から始める子供たちには、スケートが大好きである基本を忘れないでねと伝えたいです。子供は大好きですので、スケート教室やったこともありますが、機会があれば是非やりたいです。

Q:ここまで続けてこられた支えは。

A:ひとつは自分の目標です。たくさんの方に支えられ、たくさんの方の応援も支えです。

Q:2017年の世界選手権、五輪出場の枠が3から2なったことも引退の決断に影響はありますか。

A:自分で言った平昌五輪出場の目標ですが、やめる自分を許せるか許せないか、最後まで悩みました。世界選手権が引退に影響したわけではなく、目標については自分自身が決めることです。

2枠になってしまったのは、残念なことですが、その2枠を大勢が争う、ハイレベルな試合になるのではないかと思っています。2月に気持ちが固まったのですが、気持ちの準備もあり今日に至りました。ここにいたるまでは、家族、友達、知っている方に相談をしました。いろいろなアドバイスをいただいたのですが、最終的には自分自身で決めました。
《編集部》

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