オリックスの開幕投手は金子千尋。これまで楽天はお得意様にしてきたが、この日は調子が上がらず不安定な投球が続く。5回までに4失点（自責2）でマウンドを降りた。
対する楽天先発の美馬学は四回までオリックス打線を2安打に抑え、上々の立ち上がりを見せた。五回に連打を浴びて3点は失ったが、岸孝之の登板回避で急遽任された大役を勤め上げる6回3失点だった。
試合が完全に分からなくなったのは七回。楽天2番手の濱矢廣大がT-岡田に同点ソロを浴びる。ここから試合は互いのリリーフ陣が粘り延長戦に入った。
楽天は十一回に茂木栄五郎が二塁打で出塁。そして“攻撃的2番”を任されたペゲーロが期待に応える特大弾。ボールはセンターバックスクリーンの上段まで飛んでいった。
今シーズン第1号のペゲーロは「開幕戦でこういう形で勝てて、自分のバッティングでチームを勝利に導け、とても嬉しく思っています」とコメントした。
「良いコースに来たら強く叩く、それだけ考えて打席に立っていました。やっぱり勝利でシーズンを始められるのは気持ちも良いですし、こういう試合がたくさんあることを信じています」
ペゲーロの一発で開幕白星を飾ったチームにファンからは、「ペギーありがとう」「モギーからのペギーで勝利」「お疲れ様でした!!シーズン白星スタートで良かったです」「ホームランもよかったですが、今江選手が調子良かったですね」「開幕戦から胃薬の売上に貢献しそうな試合でしたね」「これがあるから守備難でも外せない」などの声が寄せられている。
