男子テニスのニック・キリオスにとって、2016年は初のATPツアー優勝を飾った忘れられない年になった。最終的にツアー3勝を挙げたシーズンは、自分を成熟させたとキリオスは語る。
今夏も昨シーズンと同じくエイゴン選手権から、ウィンブルドン選手権に向かうキリオス。ふたつの大会で良い成績を残したいと目標を話した。
「クイーンズで前回より良い戦いをしてウィンブルドンにつなげたいと思う。クイーンズで勢いに乗りたい。いまはメンタル面で良い状態だと思う。だからさらに良い結果が出せるはずだ」
キリオス大ブレイクのきっかけにはなったのは、19歳で出場した2014年のウィンブルドンだった。世界ランク144位で無名の若手に過ぎなかったキリオスが、元1位のラファエル・ナダルを破りベスト8まで勝ち進む姿は大きな注目を集めた。
「芝のコートは僕の好きなサーフェスだ。芝でのプレーはすごく気に入っている。ふたつの大会を楽しみにしている。以前よりも成熟できたと思うし、全体的に良いテニスをできるはずだ」
《岩藤健》
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