「挑戦には成功の保証はなく、挫折やその時点では失敗に思える現象がある。しかし逆境には必ず成功の種が隠されています」
同イベントを企画し、人材育成コンサルティングを展開するアチーブメントの青木仁志社長は「自分自身の求める人生に対して、いかに日々最前の選択ができるか」と続ける。自身の逆境を振り返り、62歳を迎えてこれからの挑戦などを笑いを交えながら会場に伝えた。
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アチーブメントの青木仁志社長
世界最高峰のエベレストへ挑み続けている登山家の栗城氏。指9本の大部分を凍傷で失う経験をしながらも、父や先輩の言葉に救われながら諦めることなく頂を目指している。栗城氏のエベレスト挑戦時はインターネット生中継を行うことでも知られているが、視聴者と喜び共有する訳ではなく「失敗と挫折を共有します」と話す。
本当のチャレンジは失敗と挫折が付き物で、そこから学ぶことや成長があるからだ。4月9日から7回目となる世界最高峰へのチャレンジが始まる。「生きて帰って良い報告がしたい」と諦めない気持ちを伝えた。
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栗城史多氏
レスリングの吉田選手は、多くのメダリストを育てた至学館大レスリング部の栄和人監督とともに登場。吉田選手が高校2年生で参加した国際大会で出会って以来となる名コンビは、壇上でも見事な連携プレーで会場を沸かした。2005年アテネ五輪以降で栄監督が指導した選手は金メダルを11個獲得し、国民栄誉賞を2012年に吉田選手、2016年に伊調馨選手が受賞している。
「僕は国民栄誉賞をふたり作ったんですよ。副学長になるような選手も作って、そして11個の金メダル。いつオレに国民栄誉賞やるんだよ(笑)」
そう話す栄監督に、至学館副学長の吉田選手が「あまり自分で言う人いないですよね。東京オリンピックで全階級優勝させたらもらえるんじゃないですか?」とツッコミを入れると会場は大爆笑。冗談を散りばめつつも、挑戦する気持ちを常に持ち続けてきたふたりに大きな拍手が送られた。
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吉田沙保里選手(左)と栄和人監督
また、プロの応援団「我武者羅應援團」はステージで熱い応援を披露。人間は怠けたくなって問題を先送りしたくなるが、そうしてしまうと「あのとき頑張っておけばよかった」ときっと後悔する日が来る。未来の自分が喜んで生きるためにガムシャラに突き進む大切さを語り、イベントを締めくくった。
「今日この壇上に立ったプレゼンターの皆さんは未来の自分を喜ばせるために、どれだけ苦しんでもどれだけ大変でも、未来の自分が喜ぶから、後悔したくないから、その一歩を踏み出し続けるんです」
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我武者羅應援團