前半12分にマンチェスター・Uがチャンスを得る。ポール・ポグバからのパスでマーカス・ラッシュフォードが抜け出し、最後はヘンリク・ムヒタリアンがシュート。だが枠をとらえられなかった。
負けていられないチェルシーは同16分にエデン・アザールがスタジアムを沸かせる。中盤でボールを持つとキレのあるドリブルで攻め上がり、単独でエリア内まで侵入してシュート。しかし、これはダビド・デ・ヘアの好セーブに阻まれる。
前半はホームチームのチェルシーが押し気味に試合を進める。そして同35分にマンチェスター・Uはアンデル・エレーラが2枚目のイエローカードで退場。
数的優位を得たチェルシーは後半6分、ピッチ中央でボールを持ったカンテがエリア外から右足を振り抜いてゴール。再三の好セーブを見せていたデ・ヘアから先制点を奪った。
マンチェスター・Uは後半14分にロングボールにラッシュフォードが抜け出し、絶好機を得たがティボー・クルトワの好セーブにより同点ゴールを奪うことはできなかった。
試合後の会見でチェルシーのアントニオ・コンテ監督は、卓越した能力で攻撃を引っ張ったアザールを絶賛した。
「アザールは自らのプレーでその価値を証明した。エデンの才能に疑いの余地はない。この活躍は開幕前から確信していた」
アザールへのファウルでエレーラが前半35分に退場となったが、このプレーには不満を見せている。
「サッカーがしたい。アザールは蹴られてばかりで25分もサッカーらしい動きができなかった。こう思っているのは私だけではないはずだ。彼は最初から最後まで蹴られ続けていた。サッカーに相手を蹴るという戦術はないはずだ」
コンテ「まずは準決勝進出を喜ばないとね。選手はよくやってくれた」「フットボールをプレーしたい。アザールは蹴られてばかりで、25分もフットボールらしい動きができなかった」 #CFCJapan
— チェルシーFC日本語版 (@ChelseaFC_Japan) 2017年3月13日
コンテ「審判は、エデンのような選手が怪我をする前にコントロールをしてほしい」「大切なのは、ピッチ上で起こったことだけ」 #CFCJapan
— チェルシーFC日本語版 (@ChelseaFC_Japan) 2017年3月13日