【WBC2017】侍ジャパン・田中広輔が足で魅了…先制点奪う走塁で球場がどよめいた | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【WBC2017】侍ジャパン・田中広輔が足で魅了…先制点奪う走塁で球場がどよめいた

スポーツ 短信
侍ジャパン・田中広輔が足で魅せた(2017年3月10日)
  • 侍ジャパン・田中広輔が足で魅せた(2017年3月10日)
「ワールド・ベースボール・クラシック2017」(WBC)1次ラウンドB組の試合が3月10日に行われ、野球日本代表・侍ジャパンは7-1で中国に快勝した。

この試合、1番・遊撃で田中広輔内野手(広島)がWBC初先発。昨季セ・リーグ盗塁数2位のスピードスターが初回から足で魅せた。第1打席でいきなりセンターへ安打を放つと、菊池涼介内野手(広島)が打席の場面で盗塁を敢行。菊池は三振に倒れるも二盗に成功し、相手のミスも重なり一気に三塁へ到達。

続く山田哲人内野手(ヤクルト)が放った打球は浅いフライだったが、ここで田中が猛然とホームへ向かうと球場全体がどよめく。無事にホームへ生還し日本に勢いをつける先制点となった。相手の隙をついた足を使った日本らしい攻めに球場からは「いいぞ広輔!」と力強い声援が飛んだ。

田中は7回裏に内野安打で出塁した場面でも、初球から積極果敢に走って二盗に成功。2番が同じ広島でコンビを組む菊池であることも功を奏しているだろう。試合を通じて持ち味のスピードを存分に見せつけた。

一発も効果的だが、ボディブローのように相手を崩していく日本の走塁。「こういう攻撃が見たかった」と口にするファン。この日は田中の足が東京ドームの観客を魅了した。
《浜田哲男》

編集部おすすめの記事

page top