ラグビーの欧州6ヶ国対抗戦『シックス・ネーションズ』が2月4日に開幕し、前回王者のイングランド代表はフランス代表と対戦して19-16で勝利した。
エディ・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)就任から好調が続くイングランド。この試合でも有利を予想する声は多かったが、始まってみると選手たちのパフォーマンスが上がらない。フランスに試合を支配される時間が長く続いた。
それでも9-9で前半を折り返し、後半30分に奪った逆転トライで勝利したイングランド。試合後の会見でジョーンズHCは、「良いプレーができないときでも、勝つことができるのは良いことだ」と笑顔で語った。
「我々のプレーは良くなかった。責任は私にある。十分に良い準備ができていなかった。週末に向けてやるべきことは多い。ウェールズ戦では大幅に改善できるよう努めたい」
ファンに満足してもらえる戦いぶりではなかったと認めるジョーンズHCだが、そんな状況でも勝ちきれたことには満足した。
「それでも4ポイントを獲得できたことは嬉しく思っている。必ず勝てると思っていた。酷いプレーをしていると思ったが、それでも必ず勝つと思っていた。それがこの選手たちの良いところだ。決して諦めない姿勢がある」
次の試合に向けては課題の多さを挙げながら、ユーモアを交える余裕も見せた。
「走るラインが間違っている選手もいた。ラインアウトの練習をしていないかのようだった。こういうこともあるが乗り越えたい。コーチのスティーブは大変だ。彼の髪の毛はもうあまり残っていない。すぐに私より酷くなるだろうね」
《岩藤健》
page top