【THE BEGINNER】ITライター、アウトドア始めるってよ  | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE BEGINNER】ITライター、アウトドア始めるってよ 

オピニオン コラム
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人間は歳をとる。もちろん私も気がつけば歳をとって老いたもんだ。「高校のマラソン大会2位だったぜ」、「学生時代はサッカー部でレギュラーだったぜ」という話もはるか昔の思い出。

スリムだった体形は30代後半あたりから脂肪が余り気味の目も当てられない惨状だ。体型維持も若い頃は食事制限や運動などを気にせずに痩せれたはずなのに、この歳になるとそうもいかない。

とはいえ、あらためて運動をするのは非常に面倒くさい。得意だったサッカーやフットサルのようなチームスポーツなどは、若い子たちの足を引っ張るようで躊躇(ちゅうちょ)してしまう。

知り合いの編集者やITライター仲間には「手軽にジョギングから」と言われるが、面倒くさがりな私の性格上、どうも長続きする気がしない。

スポーツをしたい理由が、ダイエットのためや健康維持のためにというだけではないし(本当はそうなのだが、あえて公言しないのは恥と感じているのかもしれない)、そもそも漠然と「青空の下で日々の仕事を忘れて活動したい」と妄想しているだけである。そう思う毎日が、この都会暮らしで積り積もっている。

そもそも私は九州・宮崎育ちだ。海や山という大自然に恵まれ、苦労せずにいろいろなスポーツができた。「プロスポーツのキャンプのメッカ」というだけあって、野球やサッカーを楽しめる芝生のグラウンドにも恵まれていたし、近くの海ではサーフィンも楽しめた。日本最南端のスキー場もあり、冬にはスキーやスノーボードさえできた。

近くの海ではサーフィンも楽しめた
(c) Getty Images

そして、それを趣味とする知人たちが周りにもいた。郷愁からだろうか、ここにきてアウトドア・アクティビティーに強くひかれている。

アウトドア・アクティビティーとは屋外で行う活動の総称である。「アウトドア」と略されることが多く、具体的に上げていけば「キャンプ」や「ハイキング」、「トレッキング」もそうだし、「スキー」や「パラグライダー」といったスポーツもそうだ。

「海水浴」といったレジャーや「天体観測」も含まれるらしい。要は大自然を相手にスポーツやレジャーをすることを総称してそう呼ぶようだ。

■それでは、アウトドアを紹介する連載をはじめよう

「思い立ったら吉日。さあ、始めよう!」ということである。だが実際、始めるとなると「どうやったら始められるの?」という疑問と「今の俺でも大丈夫かな?」というネガティブ思考でなかなか重い腰をあげられない。

一部の読者の方はご存じだろうが、私はIT系のメディアで執筆するフリーライターとして活動してきた。そもそも今の職業と環境ではアウトドアの扉を開くことすらかなり縁遠い。

ところが今回、CYCLE編集部のご厚意で、中年ITライターがアウトドア・アクティビティーのスタート方法と、ときには体験する初心者入門企画をいただくこととなった。

私と同じように大自然の中で汗を流し、日々のストレスを発散したいと画策する都市部在住の皆さんに送る企画。これは、今の私にとって大変ありがたいお話だ。

仕事としてアウトドア・アクティビティーのスタートアップができるのだから、否が応でも始めなければならない。まさに一石二鳥といっていいお仕事の機会をいただいたものだ。

さて、アウトドアといってもさまざまなものがあるが、今回より始める連載は私のような初心者のための企画である。企画に際し、自分なりに取材・執筆のルールを決めてみることにした。


●あくまで初心者がスタートするための企画

これは大前提だ。紹介するのはスポーツのコツや上達方法の紹介ではない。あくまで初心者が始めるためにどうすればいいのか、どこでできるのか、どれくらい費用がかかるのかを紹介する企画である。

●高額の費用がかからず、手軽にスタートできるものを優先して紹介

重ねて言うが、手軽さは大事だ。とはいえ、費用もかけずに始めることができるアウトドアなんて、現代社会では野宿くらいのものだろう。その後、趣味として続けるためにはインストラクターの指導をいただいてスタートすることも大事だし、レンタルできない用具ももちろんあるだろう。

ということで、「必要最低限の費用でスタートできる」ことを前提に紹介していきたいと思う。

●自転車や交通機関などを利用し、参加できるものに限定

アウトドア・アクティビティーにチャレンジということで「自家用車」を利用することも選択肢の1つである。

だが、ここ数年、都市部で暮らす若者層を中心に自家用車の所有が減っている傾向だ。なので、あえて自家用車を使わず、多くの老若男女が気軽に利用できる自転車や公共機関で会場へ行くチャレンジを前提としたいと思う。

以上3つ、簡単なものだがこのルールに沿って紹介していきたいと思う。


この他に個人的には、「もう歳なのだから保険は必ずかけておく」「体調管理に日々心がけて連載に臨む」ということも決めた。

と、少し難しげに書いているが、結局は「アウトドア・アクティビティー、カッコ良さそうじゃん。やってみようぜ!」というミーハーな連載企画というのが正直なところだ。

■何から始めよう。ボルダリング?

さて、スタートするのはいいが、季節は2月。おもいっきりウィンタースポーツの季節である。実は私、ウィンタースポーツは得意ではない。スキー、スノーボード…鈍り鈍った私の体では絶対に怪我をする。

なによりスキー場に行く時間が他の仕事でとれない。何か都内でも簡単に始められるアウトドア・アクティビティーはないものなのだろうか。そこで前々から気になるものを思い出した。「ボルダリング」だ。最近、若者の間でブームになっているらしい。

近年ブームのボルダリング
(c) Getty Images

ボルダリングとはどういうものなのか。ボルダリングとは英語で「boldering」と書き、登る行為を示している。3m~5mの巨岩を登ることをボルダリングと言うようだ。

似たような言葉に「ロッククライミング」というものがあるが、ロッククライミングの中で自分の手足だけを使って登ることを「フリークライミング」、さらに巨岩を登るのが「ボルダリング」で、フリークライミングの1つのカテゴリーと考えれば良いようだ。

そもそもは大自然を相手にするスポーツなのだろうが、ここ近年手軽に体験できる屋内施設も全国各地に増えているようである。これは寒さに弱い九州人の私にはうってつけではないか。しかも格好良さげだ(やはりミーハー)。

果たしてITライターの私にボルダリングはできるのか。壁のいただきで雄叫びを上げられるのか(迷惑がかからない程度に)。

次回よりTHE BEGINNER「ボルダリング編」をお届けしようと思う。
《甲斐寿憲》
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