日本代表DF酒井宏樹の所属するオリンピック・マルセイユが、ドーバー海峡を挟んだ移籍騒動の登場人物になっている。
イングランド・プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドに所属する、フランス代表MFディミトリ・パィエがマルセイユ復帰を希望。これを認めないウェストハムと仲違いを起こし、最近では練習参加も拒否していると報じられた。
一度はオファーを断られたマルセイユも移籍金を増額して再交渉に乗り出し、近くて遠い隣国の2クラブがパイェをめぐって水面下で駆け引き中。
マルセイユのジャック=アンリ・エイロー会長はパイェ獲得について、「どの選手についてもコメントしない。推移を見守ってくれ」と明言を避けている。
ウェストハムに不満を示し、練習ボイコットという強硬手段も取ったパイェ。2016年2月に契約を2021年まで延長したときには、ここまで両者の仲がこじれるとは予想されなかった。
《岩藤健》
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