テニスのグランドスラム初戦、全豪オープンが1月16日に開幕する。第5シードで今大会に臨む錦織圭が会見に出席した。アンドレイ・クズネツォフとの初戦に錦織は、「気持ちは自然と高まってきている」とコメントしている。
クズネツォフとは2016年の全仏オープンとウィンブルドンでも対戦している。いずれも勝ってはいるが、易しい相手ではないと警戒を強めた。
「完成されている選手ではないが、そんなにやりたい選手ではない。1回戦からと考えると楽な1回戦ではない。速いサーフェスで、フラットでどんどん打ってこれる選手なので、気をつけなければならないことはたくさんある」
錦織は順当に勝ち上がれば4回戦でグランドスラム通算17度優勝のロジャー・フェデラー、準々決勝で世界ランク1位のアンディ・マレーと対戦する可能性がある。
「(4回戦以降のことは)まだあまり考えられない。1回戦からタフなので徐々に考えたい」
ブリスベン国際準優勝で始まった錦織の2017年。グランドスラムでも安定して上位へ進めるようになった27歳は、さらなるステップアップを目標にしている。
「いつかグランドスラムで勝てると信じている。しかし、まだマスターズのタイトルさえ獲得できていない。大きな大会で優勝することは自信をつけるためにも必要な経験だし、今年の目標でもある」
《岩藤健》
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