男子テニスのジョー=ウィルフリード・ツォンガが2017年最初のグランドスラムを前に、今年の抱負やテニス界で予想される動きについて語った。
現在世界ランク12位のツォンガはトップ10圏内まで戻ることを目標にしている。
「コンディションを維持して上位8位か10位くらいに復帰すること。常に世界最高の選手たちと戦って、そういう選手を破るチャンスやトロフィーを勝ち取るチャンスを得られるようにすることが目標だ」
2016年の男子テニス界はシーズン前半をノバク・ジョコビッチが、シーズン後半はアンディ・マレーが圧倒的な強さで制していった。今年もふたりがテニス界の中心になるだろうとツォンガは予想した。
「アンディ・マレーとノバク・ジョコビッチは世界最高の選手たちだ。世界ランク1位と2位だ。信じられないようなプレーをしている。2016年も彼らにとってまた素晴らしい1年だった。今大会(全豪オープン)も間違いなく、大きな役割を演じることになる」
全豪オープンで歴代最多タイ6度の優勝があるジョコビッチ。ツォンガはジョコビッチと全豪のサーフェスは完璧にマッチしていると言う。
「彼は完成された選手だ。このサーフェスでは何でもやれる。守備から攻撃へ本当に素早く転じることができる。彼はそういう力をすべて備えている」
ケガによる欠場が続き昨シーズン、2002年10月以来久しぶりにトップ10落ちしたロジャー・フェデラーについては、「今年が最後の1年になるかもしれない」と引退を予感している。
「だが彼はまだ選手であり、どんな相手を破ることもできる。かつては長年にわたって世界最高の選手だった。彼のことは強く尊敬している」
《岩藤健》
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