イチロー外野手、田澤純一投手が所属するマイアミ・マーリンズに球団売却話が持ち上がっている。地元紙『マイアミ・ヘラルド』はオーナーのジェフリー・ローリア氏が、オファーを検討する段階に入ったと伝えた。
最近数ヶ月間でマーリンズの買収には複数のオファーがあり、ローリア氏もオープンな態度を取るようになったという。
複数の話を総合すると、マーリンズの売値は本拠地マーリンズパークなども合わせ17億ドル(約2000億円)に設定されているが、米国の経済誌『フォーブス』はマーリンズの球団価値をメジャー30球団中29位の6億7500万ドル(約794億1000万円)と査定した。
『マイアミ・ヘラルド』もこのデータを引用し、「フォーブスを含め、誰もここまでの価値があるとは思ってない。マーリンズの下にいるのはタンパベイ・レイズだけだ」と伝えている。
マーリンズの身売り話にファンからは、「メジャー最低のオーナーから逃げるチャンス」「オーナーが変われば強くなるかも」「まだ噂レベルみたいだけど、どうなるかね」「ローリアには二度とMLBに関わってほしくない」「このオーナーは投資目的でチームを強くする気はないから、野球が好きな人に売ってほしい」などの声が寄せられている。
●ローリア氏とMLBの関係
1999年にモントリオール・エクスポズの筆頭オーナーとなり、メジャーリーグに参入。2002年にエクスポズを売却した資金でマーリンズを買収して新オーナーに就任した。エクスポズ時代から迷オーナーとしても有名な人物で、ファンからの評判は良くない。
《岩藤健》
page top