広島の奇襲が成功したのは二回。1死一、三塁から一塁走者を動かすと日本ハムは二遊間のベースカバーが遅れた。この隙を突いて広島は三塁走者の鈴木誠也が生還。重盗で大谷のリズムを狂わす。
慣れないマツダスタジアムで強い雨が降りしきるなか、マウンドの状態に苦しんだ大谷。四回には松山竜平、ブラッド・エルドレッドに一発を浴びた。
「2点目を取られないように、もう少し粘って投げることができれば、流れが変わっていたかもしれませんし、球数を抑えて投げられればよかったかなと思います」
頼みにしていた大谷で初戦を落とした日本ハム。栗山英樹監督は、「最初の1点はしょうがないね。ホームラン2本。こういうときもある。球は悪くなかったけど。点を取ってあげられなかった」と敗戦を振り返った。
日本ハムは初回から3イニング続けて得点圏に走者を進めるも無得点に終わった。チャンスで打線がつながらなかったことには、「それは監督が悪いな」と話している。
SMBC日本シリーズ2016【デイリーレポート】
— 日本野球機構(NPB) (@npb) 2016年10月22日
<第1戦>“大技・小技”で大谷を攻略!広島東洋が32年ぶりの悲願へ好発進https://t.co/CvAwloDT8K#NPB #日本シリーズ pic.twitter.com/NGfk5oBHjP
この試合に両チームのファンからは、「チャンスで打てなさすぎたのが敗因だと思います。6回3失点なら良くはないけど言うほど悪くもない」「中田の空振りがアッパー過ぎてヤバいと思った」「重盗の場面はカットでしょ。短期決戦は細かいミスを出したほうが負ける」「広島は本当にいいチームになった」「広島はみんなが野球を楽しんでいる感じで見ていて気持ちいい」「追い上げられた直後に追加点を入れられるのは成長の証」などの声が寄せられている。