日本ハム・吉井投手コーチ、CS突破の立役者は「谷本とバース」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

日本ハム・吉井投手コーチ、CS突破の立役者は「谷本とバース」

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吉井理人コーチ(日本ハムファイターズ)の公式ブログより
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北海道日本ハムファイターズの吉井理人投手コーチが10月17日、ブログを更新して日本シリーズ進出を喜んだ。そのなかで吉井コーチはクライマックスシリーズ(CS)制覇の立役者として、ふたりの名前を挙げている。

ソフトバンクとの対戦になったCSファイナルステージ。日本ハムは4勝2敗(リーグ制覇のアドバンテージ1勝)で勝利した。CSのMVPには2本のホームランを放ち、最終戦で3打数3安打の活躍を見せた中田翔が選ばれた。また、先発投手として、野手として、最終戦のクローザーとして活躍した大谷翔平が話題を集めた。

だが吉井コーチは、「結局、MVPは中田が持っていきましたが、わしの中ではバースと谷元がMVPです。(大谷、有原もすごかった)」とブルペン陣の奮闘を称えた。

「今回は、マーティンが故障明けで通常の状態ではなかったので、ブルペンの役割を明確にすることができませんでした。そのため、リリーバーたちはブルペンでの準備が難しかったと思います。そんな中、バースと谷元は、抑え、ミドル、ロングリリーフと、大活躍でした」

ファイナルステージで谷元圭介は第1戦から第3戦まで3連投。最終戦でも3番手として登板し2イニングを投げた。アンソニー・バース第3戦の最終回を任されたほか、最終戦では1回で降板した加藤貴之のあとを受け4イニングを無失点に抑えた。ソフトバンクの勢いを止めたことがチームの逆転勝利を呼び込んだ。

「ほとんどメディアに取り上げてもらえなかったが、ファイターズに勝利の流れを呼び込む投球でした」と賞賛する吉井コーチ。一方で「残念な結果になってしまったのは、高梨と加藤のルーキーふたりです」と黒星を喫したふたりに言及。

王手をかけた試合で「気持ちのコントロールが難しかったようです」と若いふたりを気遣いながら、「幸い、彼らにはもう一度、投げるチャンスがやってきそうです」と日本シリーズでの登板を示唆した。

吉井コーチのブログにはファンから、「おめでとうございました!!引き続き、投手陣が気持ち良く活躍できる環境づくり、よろしくお願いします!」「バ-スや谷元、ケガをしながらも出場しつづけた陽や宮西、ほかにもこの選手がいなかったら、今年のこの状況はなかったなと思う選手が何人もいて、本当にすごいチ-ムです!」「吉井コーチが、涙の加藤くんを隣で励ます姿に感動でした。そしてこのようなところでバース選手と谷元選手をしっかりとたたえるところも素敵です」「連日の痺れるような場面での谷元選手の気迫溢れるピッチングは、最高にカッコ良かったです」「本当に終盤戦以降の谷元投手には恐れ入ります」などのコメントが寄せられている。
《岩藤健》

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