先に先制のチャンスを得たのは浦和。前半6分に関根貴大がシュート。枠をとらえていたが秋元陽太のセーブに阻まれる。その後もチャンスの数では圧倒していた浦和。だがフィニッシュが決まらず前半を0-0で折り返す。
後半2分に東京は東慶悟がFKを直接狙う。ここは浦和のGK大谷幸輝にセーブされるが、その2分後に先制する。右サイドでボールを持った室屋成がクロス、羽生直剛が頭で流し、最後は東が決めた。
後半に入って流れに乗れなかった浦和だが32分、高木俊幸がミドルシュートでネットを揺らし追いつく。3分後には途中出場の平川忠亮が右サイドで小川諒也をかわしてパス、武藤雄樹が決めて逆転した。
味の素スタジアムでは2004年9月を最後に浦和戦での勝利がない東京。またも白星を逃した。
【#ルヴァンカップ 準決勝 第1戦 FC東京vs浦和】
— Jリーグ (@J_League) 2016年10月5日
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中島(FC東京)「点を取れるだけ取りたかった。1点じゃあ物足りない」
高木(浦和)「自分は燃えるタイプなので、自分好みの展開だったと思う」 pic.twitter.com/jxpCfqnG8i
●FC東京・篠田善之監督のコメント
「失点は自分たちのミスから。1失点目は中に切り込まれた。2失点目はパスミスから相手ボール。あの状況で、前線で押し込んだ形でカウンターから2点目を取りたかったが、狙いがうまくいかなかった」
●浦和レッズ・堀孝史コーチのコメント
「(平川を投入した狙いは)関根が足を痛めて、本人もちょっとキツいということで平川だと。経験がある選手だし、ゲームの状況を踏まえていい仕事をしてくれたと思う」
この試合に両チームのファンからは、「高木は自信を持ってきたね。大谷がよく頑張った」「ベテランの活躍が格好いい。今年こそタイトルを期待したい」「今年のFC東京は後半30過ぎると崩れるね」「心配なほど浦和に対して弱い」などの声が寄せられている。