【LONDON STROLL】サッカーは走るスポーツ…一番走っているチームはどこ? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【LONDON STROLL】サッカーは走るスポーツ…一番走っているチームはどこ?

オピニオン コラム
リバプール、プレミアリーグのクラブ走行距離ランキングで1位に
  • リバプール、プレミアリーグのクラブ走行距離ランキングで1位に
  • リバプール、プレミアリーグのクラブ走行距離ランキングで1位に
  • ケビン・デ・ブルイネ 参考画像(2016年9月14日)
  • マンチェスター・ユナイテッドの選手たち(2016年9月24日)
イングランドのプレミアリーグは今シーズンが開幕してまだ序盤ではあるが、各チームの形が少しずつ見えてきた。そこで英国紙が各チームを分析。特に走行距離に注目し、プレミア勢の各チーム走行距離ランキングを発表した。

チーム走行距離581.6kmで首位に立ったのは、ここまで3勝1敗1分の6位(9月23日現在)のリバプール。 昨季途中から就任したユルゲン・クロップ監督の代名詞といえる「ゲーゲン・プレス」が選手たちに浸透し、 開幕戦で強豪アーセナルに逆転勝利を収めた。

リバプール、プレミアリーグのクラブ走行距離ランキングで1位に (c) Getty Images

その後チェルシー、昨季王者のレスター・シティを撃破した彼らは、これまで以上の力強さを示している。格下のバーンリー相手に不覚を取るなど、まだ安定感に欠けるが、走るリバプールの進化は今後も続くだろう。

2位のマンチェスター・シティは走行距離は570.7kmだ。ジョゼップ・グアルディオラ監督の就任1年目だが、開幕から唯一の5連勝で首位をキープ。独走態勢の予感もする圧倒的な強さを見せつけている。特にベルギー代表のケビン・デ・ブルイネが、今シーズンはインサイドハーフで起用されていることが大きな要因と言えるかもしれない。

ケビン・デ・ブルイネ (c) Getty Images

昨シーズンまでサイドで起用されていたデ・ブルイネが、インサイドドハーフで起用されることで攻撃の自由度が増し、両サイドのラヒーム・スターリングとノリートがワイドな位置に張り、相手守備陣を外へと引きつける効果的なチーム戦術が彼を生かしている。

無敗優勝もあり得るのではないかとささやかれ始めた彼らをどのチームが止めることができるか、今後の楽しみである。

驚くことにマンチェスター・ユナイテッドは、 チーム走行距離526.6kmで最下位に位置している。1位のリバプールとの走行距離の差は55kmだ。「SPECIAL ONE」こと、ジョゼ・モウリーニョ監督新体制下で開幕から3連勝を飾り、マンチェスター・ユナイテッド復活の兆しにファンは多いに沸いた。

マンチェスター・ユナイテッドの選手たち (c) Getty Images

しかし、第4節のマンチェスター・ダービーで敗戦すると、そこから公式戦で3連敗。大型補強を敢行しながらも不甲斐ない成績に陥っていることもあり、「SPECIAL ONCE」と揶揄され始め、風当たりが厳しい状況が続く。

さまざまなチーム戦術があるにしても、サッカーは基本走るスポーツだ。チーム走行距離ランキングは、あながち無視できない指標なのかもしれない。またサッカーファンも、ピッチを縦横無尽に走る闘志あふれる選手の姿にこそ熱くなれるだろう。今後の彼ら運動量にも注目していきたい。

■プレミアリーグのチーム走行距離ランキング
1位 リバプール/581.6km
2位 マンチェスター・シティ/570.7km
3位 トッテナム・ホットスパー/565.9km
4位 バーンリー/563.9km
5位 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン/562.9km
6位 アーセナル/556.4km
7位 ミドルズブラ/554.6km
8位 ボーンマス/549.4km
9位 サウサンプトン/545.1km
10位 レスター・シティ/544.8km
11位 スウォンジー・シティ/543.2km
12位 エバートン/541.2km
13位 ウェストハム・ユナイテッド/539.5km
14位 チェルシー/539.4km
15位 ワトフォード/539.1km
16位 ストーク・シティ/536.4km
17位 ハル・シティ/536.3km
18位 クリスタル・パレス/533.9km
19位 サンダーランド/526.7km
20位 マンチェスター・ユナイテッド/526.6km
《Takaharu Osako》

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