「自分の威厳を示そうとして、そういう類いの決断を下すことはない。その話は忘れてほしい。そういう決断を下すのは好きではないんだ」
イングランド代表の正GKとしても活躍するハートは今季、グアルディオラ監督のもとで出場機会を失い、セリエAのトリノへレンタルに出された。
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ジョー・ハート (c) Getty Images
この決断は自分にとっても難しいもので、決して良かったとは思ってないとグアルディオラ監督は言う。
「私が下した最も厳しい決断がジョーに関するものだった。ジョー・ハートがこのクラブにとって何を意味するかは分かっているし、互いに話し始めたときから彼がどう振る舞ってきたかも知っている。難しい決断だった。あの決断が良いものだとはとらえていない。ああしなければならないものだったんだ」
ビッグクラブの監督は常勝を求められる。ハートの放出は断腸の思いだったが、クラブの利益を最大化するためには必要なことだったと語った。
「私は常にマンチェスター・シティにとって何がベストかを考えている。負けると何が起こるかは分かっている。敗戦の理由は監督に負わされる。私は自分自身に正直でなければいけない。クラブに対しても正直でなければならない。私は常にクラブの利益のために決断を下す。判断を間違うこともあるだろう。だが決断を下し続けていかなければならないんだ」