日本空港ビルデングは、羽田空港にロボット製品(プロトタイプ含む)を実験導入する「羽田空港ロボット実験プロジェクト2016」を実施すると発表した。
同社では、2020年に向けて羽田空港でサービス品質、利用者満足度の向上を図っているが、日本における労働生産人口減少が予想される中、羽田空港のさまざまな業務課題を解決していくためにはロボット技術の活用が不可欠と見ている。これまでも各種ロボット導入や実証実験を推進してきた。
社会にロボットテクノロジーが実装されるためには、事業者や研究機関が、より生活者に近いリアルな環境でユーザーテストを積み重ね、技術を熟成していくことが重要で、同社では年間7500万人以上が利用する羽田空港がテスト環境として大きな価値をもつ場だと見ている。
このため、プロジェクトを通してロボットの技術面・法規面での課題を抽出し、広く知見が共有されることで、日本社会におけるロボットテクノロジーの普及に貢献する。また、羽田空港をさまざまな最先端ロボットの活用の場とし、空港を利用者にロボットを身近に感じてもらうとともに、日本の最先端技術を世界へ発信する。
同社では、プロジェクトの実施にあたり、第1期参加事業者の公募を開始した。実験期間は11初旬から2017年1月末までで、募集するのは案内、移動支援、清掃。実証実験は羽田空港国内線第2旅客ターミナル南側出発ロビーで実施する。
ロボットが空港で活躍---実験参加事業者を募集中
《レスポンス編集部@レスポンス》
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