WBC世界ミドル級王座を返上し、本来の階級に戻ってきたアルバレス。試合巧者のスミス相手に一発のパワーで主導権を握ると、第7ラウンドに左ボディから右のコンビネーションでダウンを奪う。ボディが効いたスミスは8回にも腹を叩かれダウン。
アルバレスは第9ラウンドにロープを背負わされるも、再び強烈な左ボディでダウンを奪い、試合をストップさせた。
Great fight, congratulations to the new #WBO Junior Middleweight Champion of the World @Canelo! #AndTheNew pic.twitter.com/810xUlZx3b
— WBO (@WorldBoxingOrg) 2016年9月18日
ゲンナジー・ゴロフキンとの統一戦が期待されるなか、タイトルを返上し階級も下げたアルバレスには、「ゴロフキンから逃げたのではないか」との声もあった。
だが改めて強さを証明しベルトを獲得したことで、「カネロ、強い!!!ボディーアッパーで、スミス悶絶!!!」「素晴らしい。カネロ素晴らしい」「ボディ打たれるたびに歯を食いしばっていたが、さすがにこれは我慢できなかった」「カネロのボディ一閃。死ぬわこんなん」などボクシングファンからも絶賛の声が多い。
試合後のインタビューでアルバレスは、「私は誰も恐れてはいない」と世間の噂を否定。ファンが望むビッグマッチ実現に意欲を見せ、「私はそのために生まれてきた」と5万人の大観衆を煽った。