『ESPN』や『Sky Sports』が報じたほか、両選手もツイッターで発表した。
カーンは2004年に17歳でアテネ五輪に出場。ライト級で銀メダルを獲得し、2005年7月にプロへ転向した。アマチュアで培ったスピードとテクニックが武器で、特に踏み込みのスピード、連打を打ち込む速さには定評がある。
対するアルバレスはメキシコ出身の25歳、プロ戦績は48戦して46勝1敗1分け32KO。唯一の敗戦は2013年9月にフロイド・メイウェザー戦で喫したもの。2015年11月にミゲール・コットを判定で下し、WBC世界ミドル級タイトルを獲得した。
ミドル級の契約ウェートは154 - 160ポンド (69.853 - 72.575キロ)とされているが、ふたりの試合は155ポンド(70.307キロ)契約で行われる。対戦を実現するため軽量のカーンに合わせた契約だ。
この対戦にボクシングファンからは、「アルバレスは最近コットにも勝ったし、155ポンド契約なら有利だな」「カーンには巨大で危険な相手。TKOで負けると予想してみる」「カーンが勝つ見込みはない。彼はミドル級の選手じゃないんだから。金儲けのためのマッチメイクで、対戦は不適当だよ」「この世界ではカーン嫌いが多い。自分もアルバレスが勝つと思うが、しかし対戦自体に文句を言う必要はないさ」など、体格でアルバレス有利との声が多い。
最近ではWBC世界ウェルター級シルバー王座を獲得するなど、ウェルター級での試合を続けていたカーン。それでもアルバレス戦に向けては、5ポンド(2.268キロ)ほど増量が必要と見られ、それが持ち味のスピードにどう影響するか注目される。
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